効果測定、そして高速PDCAの回転へ
デジタルならではの効果測定の大切さ、そして基本的な方法と、高速PDCAを回す大切さだけを初回にインストールしている。前述した「前年比300%」のような成功事例を上げているECの営業部門の育成も、ほぼこの考え方に則っており、それを徹底して取り組んでいるだけだ。
もちろんデジタルの専門部署としては、担当分野ごとに、ソーシャルメディアの特性やデータマーケティングの活用の仕方、デジタルプロモーションの開発など、専門的に知らないといけない知識はある。
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広告代理店から提案してもらうのもいいのだが、その提案が3つの基本要件を満たしているのか、ゴールに照らしてユーザーやシナリオの整合性はあるのか、効果測定と高速PDCAを回せる仕組みになっているのか、こういったことを見抜ける力が必要なのだ。
さて次回は、この基本フレームワークの中でも、特に重要な「ユーザーを見る力」について言及しようと思う。