「盛り上がり」が戻ってきたカンヌ
さてこの原稿は、会期2日目の6月21日に書いているのですが、今年のここまでの第一印象を言えば、「盛り上がりが戻って来た」ということです。むしろ、「ある種、以前より盛り上がっているぞ」や「新しいタイプの盛り上がりがあるな」と感じました。
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賞にも、幾つかの変化が見られます。部門がさらに1つ増えて(クリエイティブBtoB部門)、29部門になりました。そして部門を分類した9つのトラックは一部の名称変更を含めて再編されました。会全体に6つのテーマが設けられていて、セミナーはその6つのテーマ(+α)に沿う形で紹介されています。また、Meet Upという新しいタイプのセミナーも導入されました。
ライオンズメンバー(年間3万数千円で加入)という制度が導入されてから初めてのリアル開催なのですが、そのメンバーオンリーのセミナーやイベントも幾つか開催されています。このライオンズメンバー会員はデジタル・コンテンツも見られるとのことで、2018年に設けられたデジタルパス、そしてネットワーキングパスも廃止されたようです。
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また、フリンジと呼ばれるビーチサイドでGoogleやTwitterといった主にネット企業が設けているスペースでのイベントなどもかなり活発化しているようです。
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こうした今年のカンヌライオンズの具体的な内容や様子については、次回の第2回目以降にもお伝えして行きます。今回もこの第1回目のレポートと第2回目は会期中の現地から、第3回目と第4回目は帰国後なるべく早い時期にアップする予定です。どうぞ、お楽しみに!
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