スペシャルセッション#3 イトーヨーカ堂×キリンビール×ヤッホーブルーイングのリテールメディア活用に迫る
キリンビール、ヤッホーブルーイング、そしてイトーヨーカ堂の3社のキーパーソンが登壇し、「『購買』と『ファン化』をつなぐリテールメディア:小売 × メーカーが挑戦する、お客様との関係を深める取り組みの現在地」をテーマに講演を行う。
リテールメディアにいま求められているのは、「購買」という一点の接点だけではなく、その前後にある「認知」「比較・検討」「共感・納得」「再来店・推奨」といった連続する体験をどう設計するかだ。
アプリやサイネージなどのデジタル接点に加え、店舗での体験や接客も含めて、いかに顧客の認知から比較・検討、購買、さらにはファン化へと導いていくか、そのファネル設計こそが重要になっている。
本セッションでは、小売とメーカーがどのように顧客接点を構築し、中長期的な関係性を通じて利益創出につなげていこうとしているのか、具体事例を通じて、リテールメディアの深化を考える。
スピーカーは、キリンビール 営業部 企画担当/量販政策担当 主務の横山 圭氏と、ヤッホーブルーイング 営業部門統括ディレクターの宮越 裕介氏。聞き手は、イトーヨーカ堂 営業本部 リテールメディアプロジェクト ディレクターの望月洋志氏が務める。

営業部 企画担当/量販政策担当 主務
横山 圭 氏
キリンビール入社後、小売流通企業の営業担当を経験。その後、キリンホールディングスの調査・分析部門に異動し、官公庁の統計データを用いた10年後の酒類市場予測、小売企業のID-POSローデータ分析による営業支援など、主に大規模データの分析と予測を中心に営業領域のデータ分析・活用業務に従事。現在はキリンビール営業部にて、リテールDX取組支援や営業担当向けツールの開発など先端技術の全社活用に向けた取組を推進中。

営業部門統括ディレクター
宮越 裕介 氏
2014年ヤッホーブルーイングに中途入社。地元軽井沢の営業チームや店頭販促チームを経て、2023年より全国4拠点ある営業チーム全体の責任者を、また2025年より首都圏営業チームのリーダーも兼務し、東京から日本全国へのクラフトビール普及のために営業活動を推進している。また、日本地ビール協会認定のシニアビアジャッジの資格を保有し、国内外で開催されるビール品評会の審査員としても活動する。

営業本部 リテールメディアプロジェクト ディレクター 兼 新デリバリープロジェクト リーダー 兼 ONIGO株式会社 社外取締役
望月 洋志 氏
電通グループで検索広告に従事。その後、セブンネットショッピングにてイトーヨーカドーのネットスーパーとネット通販の立ち上げを支援し、博報堂プロダクツ入社。大手流通グループのデジタルマーケティング支援や博報堂プロダクツのデータ分析組織の立ち上げ、スーパーマーケット向けのアプリ開発の社内ベンチャー立ち上げの後、食品卸の日本アクセスに入社しリテールDXの新規事業を担当。IT子会社のD&Sソリューションズの取締役共同CEOとしてリテールメディアのプラットフォーム事業を立ち上げた。23年10月1日より、イトーヨーカ堂にてリテールメディアとネットスーパーを中心にエンジニアリングとマーケティングを担当。よりよいサービスの開発とリテールメディアの構築を見据えて事業を推進している。2023年11月「小売り広告の新市場 リテールメディア」を上梓。
スペシャルセッション#4 ビームス・GiGO・サンマルクから実店舗集客のヒントを発見する
GENDA GiGO Entertainment 執行役員CDO 兼 DX推進室 室長の松沼雄祐氏と、株式会社ビームス マーケティング本部本部長の山崎勇一氏が登壇し、「CRM・アプリを軸にした 実店舗『集客』の再設計」をテーマに講演を行う。
OMOやCRM、パーソナライズなど、顧客接点の高度化が進む一方で、リテールビジネスにおける最終的な価値創出の場は今もなお“実店舗”にある。本セッションでは、CRMやアプリといったデジタル施策を、単なる情報発信チャネルではなく、「来店」という明確な行動を生み出す仕組みとしてどう設計するかを掘り下げる。 顧客の行動データを活用し、顧客との継続的な関係性を構築することで、リアルな送客をどのように実現するか、実践企業の取り組みを通じて、実店舗集客の再設計に向けたヒントを提供する。
聞き手は、サンマルクホールディングス マーケティング本部 本部長の鎌田滋之氏が務める。人口減少などのマクロ要因のみならず、顧客行動の変化、競争環境の激化、マーケティングコストの高騰などを背景に、実店舗集客に苦戦するリテール企業が少なくない。ブランドの強みや扱う商材、来店目的などがそれぞれ異なる3社が意見を交わすことで、幅広い参加者に気づきや学びを提供する。

執行役員CDO 兼 DX推進室 室長
松沼 雄祐 氏
2012年、株式会社サイバーエージェントに入社。セールス・広告商品開発を経て、2016年株式会社AbemaTVに出向し広告事業の立ち上げに従事。2017年、ウォルト・ディズニー・ジャパンに入社。"Manager – Analysis DTC"として、動画配信事業Disney+の日本ローンチとAPAC領域のマーケティング/コンテンツ戦略・データ分析を担当。2023年、株式会社GENDAに入社。グループ企業のPMI・事業開発・データ分析を担うBizDev & Analysisを立ち上げ、2024年よりGENDA GiGO Entertainmentのマーケティング部長を兼任しデータドリブン施策を推進。2025年4月より同社 執行役員 CDO 兼 DX推進室長。(現職)

マーケティング本部/本部長
山崎 勇一 氏
1996年にビームスに入社し、店舗販売員からキャリアを開始。店舗マネージャーやエリア統括を経て、CRM部門の立ち上げに参画。顧客システムの再構築やマーケティングシステムの導入、公式アプリの構築を主導し、NPSを基盤としたVOCアンケートの導入を推進。CX部門責任者として、ECサイトやSNS、WEB広告など顧客接点を強化。2024年3月からは、CRMやオウンドメディア・WEB広告運用に加え、宣伝・販促、イベント、サイトのUI/UX、クリエイティブ部門も管掌。

マーケティング本部本部長
鎌田 滋之 氏
国内系および外資系広告代理店にてフォードモーターやP&G等を担当。その後、スターバックス コーヒー ジャパンにてマーケティング本部や経営企画本部に所属。2022年、サンマルクホールディングスに入社。同年7月にサンマルクカフェ代表取締役社長に就任。
キーノート#2 西友買収で注目のトライアルホールディングス 永田社長が登壇
2日目のキーノートには、西友の買収によって国内小売業トップ10入りを果たしたトライアルホールディングスから、代表取締役社長 永田洋幸氏が登壇。「トライアル流・データ経営の進化と挑戦 ~西友買収と、リテールの未来を切り拓く戦略~」をテーマに講演を行う。
データ活用を核に流通業の革新を進めるトライアルグループが、近年実施した西友の買収。その背景には、どのような狙いがあったのか? 本セッションでは、その先に見据える新たな成長の道筋、さらにはリテール各社で人的資本が不足する中でも成果を上げているテクノロジー活用の工夫、データを軸とした経営の深化を語る。
「テクノロジーと、人の経験知で、世界のリアルコマースを変える」というビジョンを掲げ、いま最も注目を集めるリテールが見据える未来とは。会場に集まる、これからの流通業を牽引するリーダーに向けて、挑戦と進化のリアルを共有する。
聞き手は、西友やドミノ・ピザを含む5社でCMOを歴任してきた、Preferred Networks エグゼクティブアドバイザーの富永朋信氏が務める。

代表取締役社長
永田 洋幸 氏
2009年トライアル入社。 中国・北京にてリテール企業向けコンサルティング会社、2011年米シリコンバレーにてビッグデータ分析会社を起業。 2015年にトライアルホールディングスのコーポレートベンチャーに従事し、シード投資や経営支援を実施。2017年より国立大学法人九州大学工学部非常勤講師。
2018年に株式会社Retail AIを設立し、現職就任。2020年よりトライアルホールディングス役員を兼任。
2025年に現職就任。

エグゼクティブアドバイザー
富永 朋信 氏
1992年大学卒業後、コダック社に入社。以来、日本コカ・コーラ、西友、ドミノ・ピザジャパンなどマーケティング関連職務を9社で経験。うち、西友、ドミノピザでなど5社ではCMO、マーケティング部門責任者を拝命。2019年7月より現職。同時に、マーケティングの核=人間理解という考え方に基づき、社内にとどまらず、複数の企業に対してブランド、コミュニケーションから人事・組織戦略等多岐に渡るアドバイザリー業務を行う。 内閣府・厚生労働省など政府系機関の広報アドバイザー多数拝命。マーケター・オブ・ザ・イヤー審査員をはじめ、マーケティング系団体・カンファレンスの理事、議長などを多数拝命。OFFICEしもふり代表。著書に『幸せをつかむ戦略』(日経BP社)など。
リテールアジェンダ2025 開催概要
- 名称
- リテールアジェンダ 2025(RA25)
- 日時
- 2025年9月11日(木)~12日(金)
- 会場
- EBiS303
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル - 参加者
- 小売70名、メーカー60名、パートナー70名 合計200名
- 参加方法
- リテール枠:無料(事前審査制)
メーカー枠:無料(事前審査制)
プレミアム枠:100,000円(税込み110,000円)
パートナー枠:270,000円(税込み297,000円) - 主催
- 株式会社ナノベーション
- 特別協力
- アジェンダノート(Agenda note)
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