AMDのキーノートから考えさせられるCESでの企業スタンス
未来の暮らしを語ったLGとは対照的なキーノート発表を行ったのがAMDです。AMDはPC向けの老舗CPU/GPUメーカーで、CPU業界でもGPU業界でも2番手の位置づけにあります。彼らは長らく業界トップに正面から対抗しうる製品が出せずに苦しんでいましたが、近年優秀なCPU設計者と現社長のカリスマ性によって息を吹き返すことに成功。業界トップであるIntelやNVIDIAに追いつけ追い越せという気迫に溢れています。
そんな状況の中、見事期待に応える高性能なCPU、GPUを発表してみせ、会場を拍手と歓声で満たしていました。
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彼らが今後の方針を明言せずとも、明確で(昨年のHuaweiとは異なり)米国内にファンが多いこともこのKeynoteが良い反応を得られた一因ではありますが、CESというイベントの位置づけは各企業、各業界、各参加者によって大きく異なることを再度考えさせられる発表でした。
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