共創コミュニティでの活動を擬似体験
さらに昨年11月12日にNewsPicksと共創コミュニティ「KAMIKAWA GX LAB」をスタートしたばかりの北海道上川町の職員にも参加いただきました。会場では、コミュニティーのミッション「感動人口、1億人へ」と北海道上川町について紹介され、「”感動体験”を届けられる共創プロジェクトアイデアを考えよう!」をお題に、マーケティングアジェンダの参加者全員でテーブルごとにディスカッションをしました。


上川町は北海道のほぼ真ん中に位置し、人口3,700人の小さな町です。主要の観光業で年間185万人が訪れるものの、札幌から車で2時間、一番近い旭川空港からも車で1時間かかる立地であるため、まだまだ選ばれる自治体になりきれていません。共創コミュニティで成し遂げたいのは、特産品の開発だけでない若者人口増加のためのインターンシップツアーの計画や、企業との協業で廃校をリノベーションして観光施設化するなど、さらなる町の関係人口の創出、拡大です。

上川町には日本酒、そば、ラーメンなどの食文化もあれば、日本一早い紅葉や雲海などの自然も豊かで、四季ごとに別の体験ができます。これらの資源をもとに、1度きりのプロジェクトではなく、持続可能なまちづくりを実現していくプロジェクトを考えていきたいと清光氏、三谷氏は参加者に訴えかけました。
28作品から最優秀作品に選ばれたアイデア
「感動人口」の定義とされたのは、理屈で動くのではなく上川町に住む人の意思に共感し、心が動き、アクションに移さずにはいられなくなった人。テーブルごとに参加者が頭を悩ませながらプランを立案しました。
会場からは28個のアイデアが出されましたが、その中からNewsPicks纓田氏と北海道上川町の清光氏、三谷氏がそれぞれ3作品に絞りました。考案したテーブルの代表者が壇上で審査員にプレゼンテーションを実施。
提出されたアイデアのなかには、子どもから大人までを対象とした旅行やワーケーション、恋愛婚活企画、自宅で楽しめるVR企画などが発表され、特に上川町のアセット(食、アクティビティ、観光資源)を最大限活用するエンターテイメントや学びが盛り込まれたアイデアが多い傾向にありました。
そんな中、今回優勝したのは「リアルキッザニア」のプロジェクトでした。

夏休みに共働きの親を持つ都市部在住の子どもたちに上川町に来てもらい、観光だけでなく自由研究を進めながら自然をフル活用した原体験を積んでもらえるプロジェクトです。毎年、親は長期休暇になると子どもに何を体験させればいいか悩みます。そんな親子に向けて、上川町は最高の体験を提案します。さらに、幼少期という限られた期間にブランドとの接点を持てる機会は、協賛企業にとって魅力的なはずで、週替わりで一次産業体験や自然体験をすると良いのではといった意見が出ました。
教育を軸とした社会貢献プロジェクトであることと、企業とのコラボレーションが創出できるところが優勝の決め手になりました。
顧客との対話は共感を育み、一緒にモノを届けるファンをつくる
纓田氏は、共創コミュニティは企業が困っている課題を外部企業と共に検討することで、新たな視点を持ち商品や顧客コミュニケーションを見出すことができるだけでなく、それに触れた多くの消費者を巻き込み、ブランドやエリアのファンを継続的に作ることができる可能性がある、とまとめました。
社会にとって本当に必要な価値を作るために、顧客と「共に創り、共に届ける」ことが、今後の経営やマーケティング、事業開発にとって必要だと改めて考えさせられるディスカッションだったと言えます。
NewsPicksは、2022年に向けて共創コミュニティとして協業できる企業を3社限定で募集を開始しています。「KAMIKAWA GX LAB」のコミュニティメンバーは2022年年明けから本格始動していきます。青山商事の事例も同様、企業や自治体だけでは創造できない顧客体験価値を作り、さらにそれをコミュニティメンバーと一緒に世の中へ広げる取り組みに興味があればぜひご応募ください。
【シン・シゴト服ラボ エントリー】
https://newspicks.com/news/5594096/body/
【KAMIKAWA GX LAB プレエントリー】
https://newspicks.com/news/6343911/body/
【NewsPIcks Creationsへのお問い合わせ】
https://creations.newspicks.com/contact
【NewsPIcks Creations採用情報】
https://recruit.alphadrive.co.jp/#creations
https://newspicks.com/news/5594096/body/
【KAMIKAWA GX LAB プレエントリー】
https://newspicks.com/news/6343911/body/
【NewsPIcks Creationsへのお問い合わせ】
https://creations.newspicks.com/contact
【NewsPIcks Creations採用情報】
https://recruit.alphadrive.co.jp/#creations
- 1
- 2