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ZOZOを日本一、AIを活用している会社にする【野口竜司・田端信太郎 対談】

ZOZOには、ファッション業界全体のR&Dを担う義務

——野口さんは、ZOZOテクノロジーズでどのような業務を担当されるのですか。


野口  まだ具体的には言えないのですが、ZOZOグループのアセットを活用してAIを軸にイノベーションを起こしていくことになります。特にZOZOTOWNも含めて、新規事業を手がけていきます。

現在もZOZOテクノロジーズの分析部で、販売の需要予測やユーザーの行動予測をしていますが、私は肩書きの「VP of AI driven business」の通り、AIに関するデータサイエンティストや機械学習のエンジニアらと、ビジネスサイドを結びつける架け橋になっていくイメージです。


 

——ビジネスサイドとは、具体的に言うと?


野口  売上に直接つながる箇所に、テクノロジーをつなげていくということですね。

田端 さらに違った角度から話をしますと、ZOZOTOWNは@cosmeやクックパッドといったバーティカルなサービスと同様、ファッションに特化させたプラットフォームです。Amazonや楽天、Facebookほどのデータ量はありませんが、ブランドを横断した服のデータやユーザーに関するデータは大量に保有しています。

ファッションのEC化率が上昇しているとは言え、まだ10%程度。ただし今後、その比率が高まっていくことに対して、誰も異論はないはずです。その中でZOZOがファッション業界全体のR&Dを担っていく義務があるし、チャンスがあると思っています。テクノロジーもその中に位置づくと思います。
 

——アパレルブランド単体では、実現できない領域をZOZOが担っていくということでしょうか。


田端 そうですね。足元の動きとしては、大手ブランドやセレクトショップが自社ECサイトを強化しています。「ブランドの世界観を伝える自社EC」と「集客のZOZOTOWN」など、うまく共存していく中でZOZOTOWNをプラットフォームとして存分に活用していただければと思っています。

例えば、コーディネートの自動作成や、天候と購入されやすい商品を紐付けるなど、ファッションに関する膨大なデータを保有するZOZOだからこそ実現できることがあるはずです。そう言えば、野口さんはZOZOBASEに行ったことは、ありますか?

野口  いえ、まだないですね。

田端 ぜひ行ってみたらいいと思います。ZOZOBASEでは、入庫された商品を次から次へと撮影、採寸してデータ化しています。こんなに多くのファッションブランドを横断して綺麗な形でデータを持っている企業は、他にありません。

ビッグデータの重要性が叫ばれる前から商品を売るために撮影をしていたら、気がつくと、それが宝の山になっていた。野口さんから見たら、社内にもっと宝の山があると思います。

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