キャラクタービジネス最前線!サンリオの改革を追う #03

サンリオピューロランド復活を実現させた、チーム間の「意識共有」方法

30周年を超えて、持続可能なテーマパークへ

——小巻さんが最初に、サンリオ内のキャラクター同士をコラボレーションさせようと思ったきっかけがあったのでしょうか。

 これは、私が「ウィッシュミーメル」を好きだったからでしょうか。もっとキャラクターをメジャーにしていくためには、力のあるキャラクターに手伝ってもらう方法もあるのでは、と思ったのです。

 「ウィッシュミーメル」は、もともとは家に引きこもっていた女の子のウサギです。お友だちから手紙を配るという役割をもらって外に出るようになる、というストーリーを持っていて、どこか現代の人の気持ちと合致すると思っていました。ですから、もっともっとメジャーになっていけるキャラクターだと思ったのです。

 実施に向けては、シナモロールを担当しているデザイナーの意向もあるので、一緒に食事に行って色々な思いを共有して実施にこぎつけました。

——館長に就任されて3年が経ちました。今後、サンリオピューロランドをどのようなテーマパークにしていきたいと思っていますか。

 それは、間違いなく、サンリオピューロランドを「持続可能なテーマパーク」にしていくことです。みんなの頑張りのお陰で、2020年に30周年を迎えます。さらに、その先の50周年、100周年を目指していく上では、きっと存在意義も変わるはずでしょう。そうした中で新入社員が希望を持てる会社にしたいですよね。そのために、ビジョンとミッション、パーパスを改めて考えることが経営としての責任だと思っています。

 また、ピューロランドは、サンリオ本社に対する「キャラクターラボ」という役割を担っていると思っています。世の中の動きに呼応した実験をスピーディーに実行して、それをサンリオに戻していきたいですね。

 あと、私個人としては、山の上から旗を振ってみんなを引っ張るのではなく、みんなと一緒に最高のエンターテインメントを目指して歩いていきたいと思っています。


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