成長企業から考える「マーケターの定義」 #05

決められた仕事以外しない傾向が強い外資で、僕が職務要件を越えて働く大事な理由

ワンピース「麦わらの一味募集」企画もチームから生まれた


 例えば、Indeedのワンピース「麦わらの一味募集」キャンペーンは、ブランディングとクリエイティブとアクティベーションとPRの観点が全部入って組み上がっています。結果、ブランド指標も上がり、サービスへのビジット数も上がり、PRのパブリシティも獲得でき、ユーザーのSNS上での話題もつくることができました。
 
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 それは、そういったアイデアを生み出すためのチームづくりがベースとなっていて、意図してそういったプランニングができる状態をつくっている結果なのです。そして、この場合のチームづくりとは、Indeed社員だけを指しているわけではなく、当然パートナーである協力会社も含まれています。前回のコラムでも少し触れた、「あれ俺詐欺」を推奨しているという考えも、このチームづくりの考え方に基づいています。

 さて、チームをどのようにつくるかが、マーケティング活動において重要な要素であることが少しでも伝わったのであれば、幸いです。

 今回も文量が多くなってしまったので、この辺でMacから手を下ろそうと思いますが、チームビルディングにおいて、具体的なマネージメントの方法論や採用に関しての考え方も重要な要素なので、次の機会にはその辺りの話を書きたいと思います。

 今回のテーマは、僕がチームというものをどう考えているのか、というものですが、このテーマで書こうと思ったのは、実は4月末で僕のチームを離れていくメンバーがいることがきっかけです。彼女が僕のチームに一緒にいてくれたこの1年弱の奇跡を思い、心を込めて書いてみました。これはいつもメンバーに言うことですが、同じ仲間で働ける期間は短く、この一瞬一瞬を大切に、日々をメンバーと共に全力で過ごしていきたいといつも思っています。

 これまで、Indeedの企業理念である「We help people get jobs」の“We”として一緒にいてくれたメンバーに、感謝の気持ちを込めて。そして、新しく入ってくるメンバーに思いを馳せて。新しいチームがこれからまた創られていきます。それでは、また。
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