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スポニチ CDO・特任執行役員に江端浩人氏が就任「デジタル時代の新しいスポーツ紙のあり方を探る」

 日本コカ・コーラや日本マイクロソフトなどで活躍した江端浩人氏が5月1日、「スポニチ」を発行するスポーツニッポン新聞社のCDO(チーフデジタルオフィサー)・特任執行役員に就任した。今年70周年を迎えた歴史あるメディア企業で、デジタルトランスフォーメーションを推進する。そこで、江端氏に就任の背景から担当するミッション、今後の展望まで話を聞いた。 

スポーツニッポン新聞社
CDO(チーフデジタルオフィサー)・特任執行役員
江端 浩人
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでiマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長、アイ・エム・ジェイ執行役員CMO、ディー・エヌ・エー(DeNA)執行役員メディア統括部長兼MERY副社長などを歴任。現在は事業構想大学院大学教授、エバーパークLLCおよび江端浩人事務所代表2020年開学予定のi専門職大学(仮称・設置認可申請中)教授に就任予定。
 

新設部署と連携し、デジタルトランスフォーメーションを推進


——江端さんがスポーツニッポン新聞社 CDO・特任執行役員に就任した経緯から教えていただけますか?


 2018年7月から私の個人事務所である江端浩人事務所として、スポーツニッポン新聞社におけるスポーツ紙の新しいデジタルビジネスモデル構築という仕事を請け負っていました。

 昨年冬にプランを提案させてもらい、この4月から具体的に推進していくに当たって、私自身がCDO(チーフデジタルオフィサー)として社内に入ることになったというわけです。
 

——具体的にどのような取り組みをするのでしょうか?


 4月に新たに発足したDX(デジタルトランスフォーメーション)本部および、その下に入るマーケティングCX(カスタマーエクスペリエンス)部と密接に連携しながら全社のデジタル化を推進していくことになります。

 スポーツ紙の「スポニチ」、Webメディアの「スポニチ アネックス」などの媒体のみならず、ゴルフ大会や競馬、競輪、マラソン大会など当社が主催するイベント、さらには編集部などのデジタル業務改革も含めて、新しい仕組みをつくっていくことになります。
 

——新しい仕組みとは?


 NDA(秘密保持契約)もあって具体的には言えませんが、いくつかの課題解決を目指します。例えば、現在は紙媒体とWeb媒体が独立していて、まだ融合した取り組みができていません。

 また、どこの新聞社もそうですが、紙媒体の部数減少に苦しんでいます。その部数を伸ばしていくためにもデジタルを活用していきたいと考えています。シンプルに表現すれば、「デジタル時代における新しいスポーツ紙のあり方」を考えていくということです。
 

——新聞は、高齢化が進んでいることが課題だと指摘されています。読者の年齢層を下げていくことが大事になるということでしょうか?


 そうですね。そこは、試行錯誤していくしかないと思います。ただ、デジタルを活用することで、年齢層を下げることは十分に可能だと思っています。また、逆に新聞の文字が小さく読みづらいという高齢者には、簡単に画面を拡大することができるWebメディアの方がいいという面もあると思います。

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