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「エンジェル投資は止める、ビットコインと再生医療で未来に挑む」日広(現 GMO NIKKO)創業者・加藤順彦

ビットコインは、「デジタルゴールド」だ!


 ビットコインの本質とは、何か。私は「デジタルゴールド」であることだと考えています。いわゆる、金がデジタル化したものがビットコインなのです。かつて金がすべての物差しだった時代があるように、現代社会における物差しになる可能性があるのです。これが国を超え、空間を超え、言葉の壁を越えて、唯一の新しい価値の規範になるとさえ思っています。



 法定通貨は世界中で、ものすごい勢いで印刷されています。世界中で信用経済が膨らみ、リーマンショックが起きたときと同じような状況になりかけています。新興国でビットコインの売買が伸びているのは、法定通貨の普遍性を疑っている人が増えているからでしょう。

 では、今の日本がどういう状況かと言えば、例えば、高額の現金が海外に振り込み難くなっています。銀行で100万円以上を海外口座に振り込もうとすると、目的や理由を聞かれたり、ときには断られたりするんです。投機の対象としてだけではなく、クリプトカレンシーを流動性のある資産の一部として、保有する時代が来ています。

 ご存知の通り、日本円はこの20年で価値が増加していない通貨の一つです。しかも銀行に預けても、金利は全く付かない。私のように海外に住んでいる人間からすると、多くの日本人が円だけを盲信していることは不思議です。

 中国の人民元も、米ドルも、もちろん日本円も国家によってコントロールされています。少なくない人々がビットコインの登場によって、財産が法定通貨や不動産だけではアンバランスだと気付いたのではないでしょうか。
 
Ⓒ123RF
 お陰さまで出資するビットバンクは、日本の仮想通貨取引所全体の現物流通量の取扱シェア48%まで伸びました。しかし市場の成長も整備もまだこれからだと感じています。これまではbitFlyer(ビットフライヤー)、Zaif(ザイフ)、QUOINE(コイン)などベンチャー企業同士で争ってきましたが、登録制開始以降はSBI、GMO、DMMが参入。さらにLINE、楽天、ヤフーも取り扱いを開始しました。主要なIT企業が次世代の「金融の主役」と位置付けているんです。

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