TOP PLAYER INTERVIEW

「ネット広告を“好かれ者”に」ヤフー ECDに中村洋基氏が就任。井上大輔氏と強力タッグ結成

バナー広告で「人を泣かす」ことはできる?


井上  ところで、バナー広告で「人を泣かす」ことはできますか。 

中村  何度か考えたことありますけど、実現できたことはないですね。  

井上  無音だと厳しいでしょうか。

中村  映画を注意して観るとわかるのですが、人はかなりBGMが作用して泣いています。BGMがなくても泣いたのは「シンドラーのリスト」くらいですかね。

「泣く」という感情は、自分にどうしようもできない、もどかしい気持ちになったときというのが基本。また、そういう状況に追い込まれた人への共感だと言われています。赤ちゃんが泣くのも、どうしようもできないからですよね。

人が誰かの死に対して泣くのも、もう会うことはできないから。そういうものを追体験させられたら、バナーであっても感動できるんじゃないかなあと思っているのですが。

井上  まさにそういう洞察を広告クリエイティブのみならず、広告フォーマットの開発にも活かしていきたいですね。

それがすべての広告の土台になるので、広告フォーマットの開発にこそ、ですね。それこそ最初にお話しした、クリエイターの知恵が必要部分なのだと思います。中村さんと、こんな感じで“好かれ者”になる広告フォーマットをつくっていきます。   

他の連載記事:
TOP PLAYER INTERVIEW の記事一覧

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録