ミレニアル世代の旗手たち 徳力基彦インタビュー企画 #08

普通、そこまで監督がやる? 『カメラを止めるな!』 上田慎一郎が伝授するTwitterプロモーション

『カメ止め』がTwitterで盛り上がった理由

徳力 『カメラを止めるな!』では、キャストもTwitterで発信をしていましたよね。

上田 そうですね。できればやってくださいと言いましたが、強制はしていません。ただ、例えば「上映館が発表されました」というツイートを何十人のキャストが引用リツイートしたところで、コメントの内容が薄ければ、その人自身の投稿はリツイートされづらいですよね。

なので、リツイートするときは、プラスアルファで自分ならではの情報やユーモアを入れてほしいと伝えました。

徳力 『カメ止め』の過去のツイートをさかのぼって見たら、本番上映の半年前に実施された最初のイベント上映のときから、観客も含めてたくさんの記念写真が投稿されているのがとても印象的でした。イベント上映では、よくあることなのでしょうか。

上田 インディーズ映画では、ちょこちょこありますね。ただ、きちんと撮影OKだとアピールするのは、あまりなかったかもしれません。



徳力 私が面白いなと感じたのは、『カメラを止めるな!』スピンオフ作品の上映会で、上田監督自ら「みなさん写真撮っていいですよ」とか「感想をTwitterに投稿してください」と、観客に自ら声をかけていたこと。ファンサービスと言えば、そうなんですけど、空気のつくり方が他の上映会とは全く違うなと思いました。普通は、写真撮影が禁止のケースも多いですし。

上田 純粋にお客さんに楽しんでもらいたいというのもありますし、写真を撮ったら、Twitterに投稿したくなってもらえますよね。『カメ止め』のときは、イベントで撮影した写真を投稿するために、2~3年放置していたTwitterを再開させたという人もいました。

徳力 Twitter社の調査では、『カメ止め』を知ったきっかけがTwitter経由だった割合が非常に高かったですよね。イベント上映のころから手ごたえはあったのでしょうか。
 
出典:ツイッタージャパン

上田 そうですね。やはり熱量の高い投稿や投稿数は、多かったと思います。

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