TOP PLAYER INTERVIEW

6年連続志願者数1位の近畿大学 広報室長が語る「PRで成果を出す仕組みづくり」

SNSのフォロワー数でも大学NO.1を目指す


――メディア環境の変化が急激に起こり、情報拡散に悩む企業や大学が増えています。そうした変化を踏まえて、近大としての「こだわり」はありますか。

 こだわるという点では、世耕からもよく「細部に神が宿る」と言われていますので、広告コピーの一言一句もそうですし、リリースの付属資料まで細かく見るようにしています。

 あとは、SNSにも力を入れ、TwitterとInstagramのフォロワー数は、大学の中で一番多いアカウントになるという目標を立てています。

 近大の学生は3万3000人いるので、全員がフォローしてくれるだけで大きく伸びますよね。そのためには、学生が一番欲している情報を出すことが重要です。例えば、休校の情報をTwitterで流すと、反応がすごくいいんですよ。メールでも届くのですが、Twitterで流す方が学生に伝わりやすいですし、Twitter公式アカウントへの信頼感が増すと思います。

――ちなみに現在のSNSのフォロワー数は、大学の中で何位でしょうか。

 Twitterのフォロワー数は、約3万7000人で3位です。1位の早稲田大学が約4万5000人なので、その差は大きいのですが、強化したのがこの1年ほどですので良い推移をしていると思っています(※フォロワー数は、2019年12月現在)。Instagramはまだ全然少ないので、これからですね。

――SNSの運用は、誰が担当しているのでしょうか。

 アカウントは複数名が投稿できるようにしていますが、Twitterは主にメイン担当者一人が切り盛りしています(笑)。Instagramは、広報室でインターンシップをしている学生スタッフ3人も投稿しています。

――最後に、2020年に向けての展望をお聞きできますか。

 まずは1月3日の新聞広告にご注目いただきたいと思います。それで2020年のスタートダッシュを切りたいと思っています。
 
2020年1月3日に掲出した新聞広告「近大の輪(いけす)です。」

 それから、いまは入試制度の変更で、大学業界が揺れていますよね。近大は、そこまで大きな影響は受けていませんが、受験生に対してベストな入試を追求していきたいと思っています。

 2020年はオリンピックの年でもあり、学生や卒業生の活躍に期待しています。2012年のロンドンオリンピックでは、卒業生が活躍してメディアへの露出が増えた年でした。さらに2025年の大阪万博の年には、大学が100周年を迎えますので、周年事業の準備も本格的に進めていきたいと思っています。
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