新型コロナウイルス対策 緊急アンケート調査 #01
新型コロナ感染拡大による仕事減。マーケティング業界の苦悩【緊急アンケート調査】
今後マーケットに何が起きるか。スピーディな対応がカギ
今後、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大した場合に備えて、どのような対策をしているのかについて聞いた。
「オフライン系の施策が難しくなるため、オンライン系の施策への切り替えを検討している」「インバウンド需要から国内需要に向けて、ビジネスをシフトさせている」など、メディアやターゲットを見直す回答が多かった。
また、飲食チェーン店は「店舗での飲食は減少、宅配需要の増加を見越して、商品・サービス開発からプロモーションまで早期の立案を進めている」。
化粧品販売では、「店舗でのテスター自粛により、新色や新商品よりも使ったことのある商品のリピート購入やネームバリューのある企業が有利になると想定。ネームバリューがないブランドは、モニター&口コミのキャンペーンが必要になる」。
BtoB企業は「イベント・展示会などを通じた、リード・ジェネレーション活動が制限される。オンラインで、どのように認知と存在感を出していくかが重要」といった声があった。
今後のマーケットを見越したその他の回答は、次のとおり。
「家庭内備蓄が増える。無駄な消費が減少し、必要最小限の消費が増加すると予想している。所得減少により、商品単価の低下も進む」
「家庭内で楽しむという、行動変化が進む。さらにインターネットの活用が進み、コミュニケーションが変わる」
「攻めの広告ではなく、守りの広告になる。また、新規顧客ではなく、既存顧客に向けたマーケティングがメインになる」
「注力するクライアントの業界を変更している。具体的には人材、不動産、旅行、アパレルなど売上に甚大な影響のある業界から、EC、金融、公共機関などの案件にリソースを寄せている」