新型コロナウイルス対策 緊急アンケート調査 #01

新型コロナ感染拡大による仕事減。マーケティング業界の苦悩【緊急アンケート調査】

 

ブランド企業とパートナー企業で違い。リモートワークの実態は?


 リモートワークの実施状況(調査期間:3月31日~4月3日)についても聞いたところ、ブランド企業とパートナー企業で違いが見られた。

■ブランド企業


 ブランド企業は「出社している(40.7%)」が最も多く、「リモートワークと出社を併用(35.6%)」「完全にリモートワーク(23.7%)」という順になった。

■パートナー企業


 一方で、パートナー企業は「リモートワークと出社を併用(65.7%)」が最も多く、「完全にリモートワーク(28.6%)」「出社している(5.7%)」が続いた。パートナー企業の方が、リモートワークが進んでいる状況がうかがえる。

 また、リモートワークによって、業務がどのように変化したのかも聞いたところ、ブランド企業からは「無駄な会議や打ち合わせが減り、効率的に仕事を進められている」などの好意的な声が多いが、「メンバー間の情報共有やコミュニケーションが不足」を課題とする声もあった。

 パートナー企業も業務効率の改善を好意的に受け止めているものの、「社内の他部署への調整が捗らない」「クライアントが在宅勤務になり、進行中だった企画の進捗ペースが落ちた」などの声もあり、業務の進行に遅れが生じているケースも少なくないようだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大は、間違いなくマーケティング領域にも大きな変化を迫っている。様変わりする世界で何をすべきか、マーケティング領域の真価が問われる状況ともいえる。

 ※    緊急アンケート調査 後編「東京オリンピック・パラリンピックの延期決定による影響」に続く
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