「他人のせいにしない」という気概が、ビジネスで大事な理由【音部で壁打ち】

 

最後に、美学について

 それから、「ブランドの長命を尊ぶこと」を、ブランディングプロフェッショナルの矜持として大事にしたいと思います。

 自分が引退し、いずれ天寿をまっとうするときにも、自身が手がけたブランドが元気に、社会で愛されているというのは、きっと素敵な気分でしょう。
 

 

ブランドマネジメント文化の導入 まとめ

 ブランドマネジメント制の導入に際しては、ブランドマーケターとしての行動規範、つまり善悪判断の基準を明確にできると心強いです。

 そのために、①成功した様子を目的として明確にする、②部門として何を目指すのか、ビジョンやパーパスをつくり浸透させる、③目的と戦略によって健全な権限委譲できるよう仕組み化すること、が考えられます。

 また、考え方としては、④失敗を自分のせいにできれば、成功も自分で管理できる、⑤知識や学びを大事にする、そして⑥ブランドの長命を尊ぶ、あたりは業界を問わず、普遍的に重要であると思います。

※9月15日-18日でオンライン開催のマーケティングフォーラム「ネプラス・ユー」で、「音部で壁打ち」がセッションとして開催されます！音部さんに質問するのは、ネスレ本社で活躍中の村岡慎太郎さんです。

さらに、人数を限定してリアル開催される教育プログラム「アクセレーター・プログラム」では、音部さんとPreferred Networks 富永朋信さんのマーケティング特別プログラムも開催されます。詳細は、こちらをご覧ください。
 

※連載音部で「壁打ち」の質問も募集中！音部大輔さんが皆さまからの質問に答えてくれます。こちらでお待ちしています。

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