アフターコロナ:マーケティングは、どう変わるのか? #12
コロナで変わったインサイト。生活の断捨離、新しいチャレンジを探す消費者の誕生
ニュールーティン消費とは何か
前ページの項目に当てはめ、2つの旅路とそれに対する消費キーワード、新・欲求を紹介したいと思います。
旅路① 生活の断捨離とチャレンジを探す旅路
人生や日常生活の時間やお金などのリソースを、どこに振り向けるか。コロナがきっかけとなって、そのリソースの再編成が模索されている。漫然と続けていたことを止める。できないと思っていたことをやってみる。やることとやらないことの組み替えが起こっている。
【共感スイッチ】
社会環境に合わせた新しい生活習慣を創り出して、いいペースをつかみたい
【共感度/持続度/未充足度】
緊急事態宣言下の5月と宣言解除後の7月の調査スコアの比較です。※持続度は、宣言解除後の7月のスコアのみ
- 共感度 59.4% → 73.7% up14.3%
- 持続度 87.7%
- 未充足度 38.2% → 46.3% up8.1%
【非共感ポイント】
これまでの生活のルーティンに逆戻りさせられ、ペースが乱される
【代表する消費者事象(n=1)】
ぬか床は臭くて手のかかる物だと敬遠していたが、案外簡単で毎日かき混ぜるのも楽しい。しかも発酵食品を毎日美味しく食べられるので粗食こそ美味しいと思えるようになった。ぬか床のお世話が毎日のルーティンになっている。
【Beforeコロナの価値】
同じルーティンを無意識に続けて現状を維持する
【With/Afterコロナの価値】
新しい環境に合うルーティンを創りいいペースをつかむ
【定量的に共感度+未充足度が高い属性】
<性別>女性、男性
<年代別>20-34歳、35-49歳、50-64歳、65-79歳
<性年代別>15-19歳女性、20-34歳女性、35-49歳女性、50-64歳女性、65-79歳女性、20-34歳男性、35-49歳男性、50-64歳男性、65-79歳男性