アフターコロナ:マーケティングは、どう変わるのか? #13
「コロナ時代に企業のチャンスは、どこにある?」問いに答えるためのヒント
コロナで変わる消費者の新しい旅路
前回は、デコムが発表した【With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット”】のレポートから、「生活の断捨離とチャレンジを探す旅路」と「新たな時間の使い方を探す旅路」から新・欲求を紹介しました。
後編では、「個と社会の関わり方を探す旅路」と「自宅で得られる新しい価値を探す旅路」から、新・欲求を紹介したいと思います。
家事ダイバーシティ消費
※旅路①と②は、こちら
旅路③ 個と社会の関わり方を探す旅路
自分自身と家族、友人、企業、学校、コミュニティ、オンライン上など、さまざまな対象に対してどのように距離をとれば良いのか。これまで経験したことのない状況下で、誰もが個=パーソナルと社会=パブリックの「いい感じの関わり方」を探している。
【共感スイッチ】
テイクアウトや家事の分担を増やして、家族みんなでハッピーに暮らしたい
【共感度/持続度/未充足度】
※宣言解除後の7月のスコアのみ
- 共感度 57.6%
- 持続度 85.6%
- 未充足度 41.5%
【非共感ポイント】
ひとりで上手に家事をこなすことが前提
【代表する消費者事象(n=1)】
今までは食事をちゃんと手作りが当たり前で、手抜きが許されなかったが、このような状況になり、今まで利用しなかったテイクアウト、デリバリーを頼んでみたら美味しいし、家族も喜ぶし、毎日三食は大変だと、手抜き料理も許されるようになった。夫、子供からの食事へのプレッシャーから解放され、楽になれた。
【Beforeコロナの価値】
ひとりで上手に家事をこなす
【With/Afterコロナの価値】
家事の負担を分け合える
【定量的に共感度+未充足度が高い属性】
属性に特徴無し