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ファミリーマート初代CMOに就任 足立光氏、入社を決めた3つの理由【インタビュー】

 

「やめた方がいい」と止められた、ファミマへの入社を決めた背景


――2つ目の理由である「自分を必要としてくれる場所があること」について説明していただけますか。



 ファミリーマートとは以前より仕事上でのお付き合いはありましたが、澤田さん(ファミリーマート 代表取締役社長 澤田貴司氏)にお会いしたのは、昨年12月に行われたマーケティングカンファレンス「リテールアジェンダ」でのセッションが初めてでした(編集部注:スピーカーとして澤田氏が登壇し、聞き手を足立氏が務めた)。

 その時は自分がファミリーマートに入社することになるなんて想像していませんでしたが、その後いろいろお話をする中で、私の「人となり」や「得手、不得手」を理解してくれた上で、採用していただけることになりました。

――ナイアンティックのときと、似たような入り方ですね。

 そうですね。ナイアンティックに入社する際もお互いのことを知った上で入ったため(編集部注:足立氏は日本マクドルドCMO時代に、ポケモンGOとの連携を推進)、そういう意味では入社後に「こんなはずじゃなかった」というギャップはありませんでした。マネジメントのポジションに入るので、お互いの相性を知っておくことは重要だと思っているんです。

――当初からCMOとして入社してほしいと打診があったのですか。

 いえ、はじめはポジションの話はなく、どういう形で入ればうまくいきそうか、あれこれ話を重ねた結果、CMOとして入ることになりました。

 コンビニ業界にとって転換期でもある大変なこのタイミングに、給与を下げてまで(笑)、しかもバリバリの日本企業に行くというのは、案の定、業界通の方々からは「絶対にやめたほうがいい」と止められました。でも、そう言われれば、言われるほど、やりたくなる天の邪鬼なんです(笑)。



――初代CMOとしての役割について、現時点ではどのように考えていますか。

 それは私も知らないので、会社に聞いてください(笑)。なにしろ初代ですし、私にとって小売業界は初めてなんです。何をやるかは、走りながら考えていくのかな、と。

 ただ、「店舗研修を受けたい」というリクエストはしています。リアルの店舗があるビジネスですので、店舗のオペレーションを自分で知っておきたいし、そこである程度、何ができて何ができないのかを、肌感でわかっておきたいんです。

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