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企業の投稿が44万いいね! 冷凍餃子の#手間抜き論争が大きく話題化した理由

 

外的要因と内的要因がマッチし、成功につながった


 一連の施策を振り返り、公式Twitterの“中の人”は、「テレビCMをメインとしてきた中で、若い世代に情報を届けるにはコミュニケーションのやり方を変えなければならないという思いが、会社としてありました。その中で、ここ1~2年は社内に、新しいことに挑戦しようという雰囲気や、スピード感をもって物事を動かそうというマインドがあり、それらがうまく機能して成果につながったと思います」と述べる。



 一方、様々な企業のPRに長年携わってきた本田氏は、「海外では偶発的に生まれた事象を拡大することで大きなPRにつなげた事例がいくつも存在しますが、日本企業は迅速な判断と覚悟ができずにスピードが欠けることもあり、まだまだそういった事例は少ないと思います。今後、他社や業界内でSNSとPRを掛け合わせたコミュニケーションのベンチマークになっていくのではないでしょうか」と振り返る。

 今回のPR施策は、世の中の流れを捉えたこと、そして、その流れにスピード感を持って取り組んだこと、そのどちらが欠けても成功しなかったと言えるだろう。

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