トップマーケターがおすすめする、GWに読んで欲しい本 #01

【GWは読書】足立光、大松孝弘、音部大輔、郡司昇が選ぶ「新米マーケター」と「中堅マーケター」へのオススメ本 ①

 この春、新社会人になられた方や初めてマーケティング部署に移動された方は、業務にも少しずつ慣れ、さらに知識を習得したいと思うタイミングではないでしょうか。また、新たにリーダーに任命された中堅マーケターも、このタイミングを生かして再び学習したいと思っているかもしれません。今回のゴールデンウィークで知識や考え方をアップデートして実務に生かせるよう、トップマーケターにおすすめの書籍を紹介してもらいました。
 

ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター/CMO 足立光氏

 新卒・新米マーケター向けの本:
 『世界的優良企業の実例に学ぶ 「あなたの知らない」マーケティング大原則』
 足立光、土合朋宏 (著)
 

 新卒・新米マーケターの方には、あえて自分の著書をご紹介します。マーケティングの実務者みなさまからの「こんな時は、どう考えたら、どうしたらいいんでしょう?」という質問に答えるために、魂を込めて書いた本です。宣伝ではないですよ(笑)。

コンセプト開発から販売促進まで、いまの「マーケティング」に含まれるであろう要素を広範にまとめながら、異なる業界で働いてきた2人が業界を問わず広く適用できると考えた「原則」を、多くの実例とともに紹介しています。最初から最後まで通して読むより、ご自分が関わっている・興味のある箇所だけを、辞書を引くように読んで頂くのがオススメです。

 リーダー・中堅向けの本:
 『ブランドは広告でつくれない 広告vsPR』
 アル・ライズ、ローラ・ライズ、共同PR (著)
 

 ある程度マーケティングに携わられている方には、あえて昔の名作をオススメします。著者は、数々のマーケティングの著書で有名なアル・ライズ。まだインターネットの黎明期で、SNSも無かった時代に、消費者に信頼を得るための手法として、PRの重要性と効果を説いた本です。

いまではPRとSNSと広告を組み合わせてコミュニケーションしていくことは常識ですが、PRが「なぜ」効果的なのかを、20年近く前に衝撃的なタイトル(原題「The Fall of Advertising」)で世に問うたのは流石です。PRやSNSが効く「原理」を考えさせられます。
 

デコム 代表取締役社長  大松孝弘氏

 新卒・新米マーケター向けの本:
 『スマホ脳』
 アンデシュ・ハンセン (著)
 

 今年のマーケティングアジェンダ2021のテーマは「続・人間理解」です。まさに、人間を理解する上で、非常に示唆に富んだ内容の書籍です。

マーケターとしても、社会人としても役に立つ内容です。

 リーダー・中堅向けの本:
 『「欲しい」の本質 ~人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方~』
 大松孝弘、波田浩之 (著)
 

 こちらも、人間を理解する上で読んでいただきたい一冊です。

他には、書籍ではないのですが、私が必ず視聴している番組をご紹介します。いまマーケターが、一番見るべきテレビ番組だと思っています。こちらも「人間理解」がテーマです。
「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ – NHK」

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