実務から見たビジネスマネジメント活用 #04
ビジネスの意思決定が格段に速くなる、「要素分解」と「四則計算」
2021/05/17
要素分解と四則計算の訓練方法
要素分解と四則計算の力をつける機会は日常にあふれています。以下に例を挙げますので、色々なタイミングで試してみてください。
■日常生活
・電車に乗車するとき
乗車中の車両に何人乗車しているか推計する
列車の停車回数から一日の駅の利用人数を推計する
・飲食店に訪問するとき
訪問時の来店人数から一日の売上高を推計する
回転率から一日の売上を推計する
・スーパーマーケットに訪問するとき
無人レジと有人レジの一日あたりの対応可能人数を推計する
フロアに何商品陳列できるか推計する
■業務
・見積もりを確認するとき
パートナーのビジネスモデルを分解し、見積もりから利益を推計する
見積もり工数の正しさをプロセス分解して検証する
・目標数値を立てるとき
目標指標を複数の要素で分解して、異なるロジックから目標を立てる
・受注見込みを立てるとき
受注をインダストリーごとやプロスペクトの事業規模ごとに分解し、受注金額を推計する
最後に
今回は数字の要素分解と四則計算について解説してきました。「Excelがあるから四則計算が苦手でも大丈夫」といった考え方もあると思いますが、一度だまされたと思って試してみてください。想像以上に物事が早く決まっていく感覚を得られると思います。
ソニーマーケティング株式会社にてデジタルマーケティング領域をリード。デジタル広告、ウェブサイトマネジメント、ECシステム構築、CDP、マーケティングオートメーションなどを担当し、One to Oneマーケティングを推進。過去にはEコマースのプロダクトマーケティング担当として小型一眼カメラなどの新カテゴリーの立上げを担当。一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了(MBA)
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