広告戦略

ファミマが狙う業界No.1、新ブランド「ファミマル」で目指す顧客コミュニケーション

 ファミリーマートは19日、新プライベートブランド「ファミマル」を全国の店舗約1万6600店で順次展開する。従来、販売してきたプライベートブランド「ファミリーマートコレクション」と「お母さん食堂」を廃止し、新ブランドに統合。これにより、日用品や加工食品、飲料、惣菜、冷凍食品などをも含めて、2022年春までに「ファミマル」のラインアップは合計810種類となる。今回、プライベートブランドの変革に携わったファミリーマートCMの足立光氏にそのコンセプトや今後の戦略を伺った。
 

業界「No.1」を目指す、顧客コミュニケーション戦略


 ファミリーマートは、新プライベートブランド発表会を開催した18日、「負けていたのは、イメージでした。」というコピーが掲載された新聞広告を掲載。「(業界1位のコンビニとファミマ)どちらのコンビニのハンバーグがおいしいと思いますか?」という質問に対する、イメージと試食後の感想の差を打ち出した。
 
読売新聞広告

 足立氏は、ファミマルの登場を告知するコミュニケーションの狙いを3つ「ファミマルの美味しさをきちんと伝える。」「刺激的なコピーなどで、ファミマルの登場およびファミリーマート自体を話題化する。」「No.1と挑戦者という2強対決の構造を構築していくきっかけとする。」と語った。
 
山手線内広告
 
店頭POP
 

 「おいしい」イメージが少ないのは、伝える努力が足りなかったとし、チャレンジする側のコンビニとして、屋外や駅での広告を展開。渋谷ハチコーボードで「そろそろ、No.1を入れ替えよう」と大々的に告知するほか、多様な表現を駆使した広告を駅貼り、テレビ、新聞、交通などでも広く展開して、お客さまの心に響くプロモーションを継続していく予定だという。
 
足立光 
ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター 
チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)

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