越境EC成功の秘訣は、外国人スタッフの採用。海外向けに日本のお菓子のサブスク提供「ICHIGO」の組織づくり

 

サービス統合も視野、ICHIGOの次の展開とは？

藤原　これから近本さんがチャレンジしたいことはありますか。

近本　サブスク以外も合わせると、今は６つのサービスを展開しているのですが、ドメインなどがバラバラなので統合したいと思っています。たとえばアプリをつくって、そこから日本のものだったら何でも買えるような環境をつくりたいです。

 海外のお客さまがたくさんいらっしゃるので、販路拡大をしていきたい地方自治体の方などともお話もさせていただいています。最近は伝統的なお菓子やお茶の詰合せボックスを提供する「Sakuraco」というサービスを利用して神奈川県との公式コラボで神奈川のお菓子メーカーの商品をメインに詰め合わせてボックス化した「神奈川県ボックス」もつくりました。そういうことから日本全体を盛り上げていきたいという思いもあります。



藤原　いい発想ですね。

近本　微力ながら地方企業や自治体へお役に立てるのは、日本人としては嬉しいです。

藤原　海外展開をしている企業や、これから予定のある企業には非常に参考になるお話だったのではと思います。本日はありがとうございました。

他の連載記事:

いま注目のビジネスパーソン　の記事一覧