ファミリーマート40周年

足立光氏に聞く、好調ファミリーマート「40周年キャンペーン」の全貌

 

本当にナンバーワンを狙っていこうと、社内の雰囲気にも変化が

――コンビニ業界では首位を追いかける立場にありますが、キャンペーンの前後で社員や店頭スタッフの雰囲気が変わりましたか。

足立 社内が明るくなったと思っています。私は1年半前に入社したのですが、そのタイミングで本当にナンバーワンを狙っていこうと思っている人はあまりいなかったと思います。でも、先ほども話した通り「お客さまにとってのナンバーワンを目指す」と言語化したり、いろいろなキャンペーンの結果として数字が如実に表れたりしているので、社内に「もしかしたら実現できるかもしれない」という雰囲気が醸成されました。新しいことに対する企業の許容性も上がったと感じています。

ちなみに、昨年はブランドスコアがいろいろな面で上がり、「顧客体験価値ランキング2021」では、コンビニ業界でトップになりました。我々の様々な取り組みが、お客さまにも少しずつ認知されつつあるという手ごたえがありますね。



加藤 そういった成功体験が自信になっているというのは、社員のみなさんもおっしゃっていて、一度成功体験をするとより良いものをつくろうという機運が高まるので、いいサイクルができていると感じます。実際の打ち合わせの現場や撮影現場の雰囲気も、すごくいいですよ。

――最後に、ファミリーマートの今後の展望をお聞かせください。

足立 我々は、コンビニ業界だけを見ているわけではありません。スーパーマーケットやドラッグストアなど、ものを購入する場所はすべてライバルですし、常に注視しておかなければならないのです。ファミリーマートは「ものを購入する場所」でのナンバーワンを目指していきたいと思っています。

もちろん基本的には、5つのキーワードも含めて、昨年実施したことを今年も踏襲していきます。会社のイメージは簡単には変わらないので、同じことを繰り返し継続的にお伝えしていくことが大事だと考えています。今年はその一つひとつをさらに大きく強くしていくという形で、色々なチャレンジをしていきたいと思っています。
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