TOP PLAYER INTERVIEW #33

水島剛氏がIndeedからジオテクノロジーズに転職 「自分自身のリミットを広げ、マーケティングで市場を創造する」

  Indeed Japanにてマーケティングディレクターを務めていた水島剛氏が2022年10月17日、地図と人流データを活用したソリューションを提供するジオテクノロジーズに転職し、執行役員 CMO(Chief Marketing Officer)に就任した。マーケティングディレクターとして培った経験をもとに、さらに幅広い領域のビジネスを統括していくという。そこで今回は、同氏に転職の経緯や、今までの経験をどう生かすかなど、今後の展望を聞いた。
 

自分自身の可能性をさらに広げるために新しい環境へ


―― Indeed Japanを退職し、ジオテクノロジーズに入社されましたが、転職を決意された理由を教えてください。
 
ジオテクノロジーズ 執行役員 CMO(元 Indeed Japan マーケティングディレクター)
水島 剛氏

 「マーケティング」という言葉の定義は人それぞれで、一般的なものが存在するというよりも、一人ひとりのマーケターの中に存在するものだと思います。マーケティング発想をもとに、どのような課題にどう取り組むのか、その幅は会社におけるマーケティング部署が担っている業務範囲や個人の役割、認識で違います。

 今回ジオテクノロジーズに入社を決めたのは、私がIndeedで取り組んだマーケティングが全てではないという前提に立ち、私の知らない世界に行けば、新しい発見があると思ったからです。私の職能やアプローチが活用できて、少し毛色の異なるマーケティングができそうな場所を選びました。

 マーケティングにおいて「広さ」と「深さ」をどの程度探索していくのかは、個人の志向性があると思います。私が考える大きな概念のマーケティングでは、同じ環境にいるだけではそのコンセプトを拡張していくのは難しいと感じました。これはIndeedが米国企業のため、ジョブ型雇用の環境であることも影響していると思います。
 

「マーケティング=医者」として、まずは患者を見る


―― Indeedでのマーケターとしての経験をジオテクノロジーズでどのように活かせると考えていますか?

 まだ具体的には分かりません。私が持っている経験やスキルなどの全てを活かして取り組んでいかなければならないと思っています。

 ほとんどの企業でのマーケティングは、その対象となる市場が決まり、ユーザーや競合がいる状態からアプローチすることになると思います。つまり、3C分析ができる状態からのスタートになるわけです。一方で、転職先であるジオテクノロジーズを取り巻く環境は、もちろん既存サービスが存在し、その認知度を高めてユーザーを増加させるなど、ビジネス側の取り組みは必要ですが、自社の資産であるジオデータを活用して新サービスを生み出していくプロセスもまだまだ必要です。

 そう言った意味で、ターゲットは「特定セグメントではなく、社会である」と広く捉えています。社会に転がっている課題を見つけ、自社の資産や強みとの掛け算で、どのようなサービスを生み出せるのか、どう市場を創造できるのかという上流からマーケティングをしていきます。

 入社にあたり、経営陣とも話を重ねました。CEOは「自社の認知度をあげたい」、CDOは「プロダクト改善」、CROは「ディマンドジェネレーション」など、それぞれマーケティングに求めていることは違います。そのため私がCMOとして入社したら、まずはビジネスに大きなインパクトをもたらすことができる領域を探し、プライオリティを付けて人材を採用しながら組織をつくり、動かしていくつもりです。これはIndeedでの経験に限らず、これまで過去に経験してきた全てのキャリアが活きると思っています。

 マーケターとは「スペシャリストなのか、ジェネラリストなのか」という問いがありますが、私はややジェネラリスト寄りだと思っています。戦略から戦術までの全体像を描き、エクゼキューションに結び付けて組織をつくることが得意です。「マーケター=医者」だと思っているので、まずは患者の状態を理解しないといけません。その視点から、CMOとして会社に必要なマーケティングを考えて、答えを導くことが求められると思います。

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