TOP PLAYER INTERVIEW #36

「もっと脱皮したい」菅野勇太氏がLIFULL からLINEへ転職

 

マーケティング感度を広げ、脱皮したい


――菅野さんは、会社員としてだけではなく、CRM支援会社の百様のファウンダー、スタートアップ企業のメンター、不動産オーナー業など幅広く活動していると思います。会社員だけではなく、さまざまな事業に挑戦する理由はなんでしょうか。

 LIFULLは組織として挑戦する文化があり、それが私の中にも染み込んでいます。また「事例がない=チャンスだと思え」という考えがあり、常にチャレンジャーとして大きくレバレッジをかけていく勝ち方をしなければならないので、リスクを取って同業他社がやらない手段を取ります。そのため私個人としても、会社員という守られた環境以外でリスクを取り、自力でビジネスをやってみようと思い立ちました。

 また、私のDNA的にローカルビジネスを盛り上げていきたいと思っていることも関係し、そういった事業を志向しているスタートアップの応援もしています。もうひとつの仕事である不動産のオーナーは、今までの仕事を通して不動産の面白さを知ったので、自分で経営してみようということで、物件を購入するなかで、気づいたらスモールビジネスを体現していました。

――最後に、個人としての目標があれば教えてください。

 もっと脱皮したいですね。ビジネス開発など、マーケティングコミュニケーション論に収まらない、本来の意味でのマーケティングにチャレンジし、プロダクト戦略やマーケティングとは一歩違う領域を統合して、自分のマーケティング感度を広げられたらいいなと思っています。そうなったとき、私はもうマーケターと名乗っていないかもしれないですね。
今後の目標を語る菅野氏
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