Brand&Product 色が与えるイメージと価値 #01Sponsored

ThinkPadの「黒」。30年前から変わらない色が表現する「揺るがない想い」とは【レノボ × 武蔵塗料】

 

30周年記念モデルは、新しい世代も意識


福井 ファッションも同じですが、あまり多くの色を使いすぎてしまうとまとまりがなくなってしまうように、色にも使い方がありますよね。レノボさんでは、先日発売された30周年記念モデルの製品には3色を使用しています。デザインや設計において、色の使い方にこだわりはありますか。

引用:30周年記念モデルのThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversary Edition

吉原 この3色はIBMカラーで、色の三原色であるRGBです。もともと、IBMはモノクロのロゴでしたが、カラー液晶を搭載したときにロゴにもカラー液晶をイメージしたRGBを使いました。この30周年記念モデルは、IBM時代へのオマージュで同じRGBカラーを入れた製品となっています。

通常のThinkPad X1 Carbon Gen 10の天板はロゴのXの部分に赤が入っていますが、30周年モデルではRGBカラーを際立たせるためにXの部分は控えめにするといった、デザイナーのこだわりがあります。

福井 デザイナーは、日本にいるのですか。

吉原 はい。日本だけでなく、米国と中国にもデザイン部の研究開発施設を配置していて、3拠点で相談しながら決めています。

福井 インハウスデザイナーなのですね。

吉原 そうなんです。また、毎年より薄くスタイリッシュなデザインを目指して、改良し続けています。色ひとつとっても、デザインや素材が変われば同じ色に仕上げるのは大変ですし、むしろ同じ黒でも世の中が求める黒は常に変わるので、積極的に変えていく必要があります。少しでも新しさを打ち出さなければ、前の製品を購入すればよいとなってしまいます。
  
30周年記念モデルのThinkPadについて語る吉原氏

福井 毎回発売される製品は、微妙に違いますよね。一口に黒と言っても非常に多くの種類がありますし、30周年記念モデルはすごく“大人感”が出ていて、かつエレガントなので、すごく素敵です。ビジネスユースの製品は、どうしても男性的なデザインになってしまいがちだと思います。ただ、今は世界でも働いている女性の割合がすごく多いので、もっと女性目線で製品をつくってもいいと思うんです。

シーチャウ
 たしかに、ThinkPadは昔から男性的なデザインの製品ですね。でも一方で、プロフェッショナルに性別は関係ないという考え方も持っているんです。

吉原 30周年の節目に新しくラインナップに追加したThinkPad Zシリーズのように、新しい世代に向けて変えていかなければいけないという想いから、若い世代や女性にも親しんでもらえるようなデザインにすることは意識しています。ちなみに、ThinkPadのシリーズでも、黒のほかに、青、赤、シルバーの色を展開したこともありますよ。

福井 Yogaシリーズでは、紫を見たこともある気がします。

吉原 そうですね。個人向けのIdeaPadシリーズでは、紫やオレンジ、ピンクなどを展開したことがあります。個人のお客さまは非常に色に敏感なので、個人向けの製品はビビットな色味や光沢のある色味、淡い色味など、毎年色を変えるようにしています。消費者向けの製品を担当している部署では、毎年どのような色がいいかアンケートを取り、各国で希望の多かった色は製品化しているそうです。また、国によって、色の持つ意味合いが異なるので、そこは各国の文化を尊重するようにしています。

福井 確かにそうですね。中国やシンガポールでは赤や金、イスラム系では緑がすごく好まれていますね。

吉原 そういったお客さまの声を聞いてバランスをとることが重要です。また、色だけではなくPCの質感や感触などのテクスチャーも重要です。過去に発売したピーチスキンは、ThinkPadユーザーに非常に人気でした。

福井 すごく分かります。私も家電量販店にPCを買いに行くとき、重さを知ろうと実際に手に持ってみるのですが、触った感覚が安っぽいとがっかりするんです。

吉原 そうですよね、触った感覚って、結構気になりますよね。

シーチャウ 私も仕事で使う道具を購入するときには、実際手に取るようにしています。

福井 そうですよね。そのため、ThinkPadは色だけではなく質感にもこだわっているので、さすがだなと思います。
  
対談中の福井さん(左)、吉原さん(中)、シーチャウ(右)

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