RYUKYU note #15後編

ユニクロやガンダム、カルビーともコラボする「スッパイマン」、沖縄から全国へお客さまにサプライズを与え続ける挑戦

 

工場見学やコンセプトショップを通してストーリーを届ける


――工場見学など、プロダクト以外でもお客さまに価値を提供する取り組みもされていますよね。

 工場見学も、ブランディングのひとつです。実は私の原体験も影響しています。沖縄に「白バラ洋菓子店」というケーキ屋さんがあり、私が小学校低学年のときに工場見学をしたことを今でも鮮明に覚えているのです。その影響もあって、現在でも誕生日ケーキは必ず「白バラ洋菓子店」で買っています。

 今の子どもにも、同じような体験をしてもらい、大人になってからも愛され続けてもらえるブランドになれるように、無料で工場見学をできるようにしています。丁寧に製造している商品だということを見てもらいたいと思っています。
  
製造工程の様子

 リブランディングとして2022年7月に那覇市の国際通りで直営店「スッパイマンショップ」をオープンしました。翌年4月には、北谷町のアメリカンビレッジにも店舗をオープンしました。

 スッパイマンショップでは、地域別に展開していた商品がすべて揃っていますし、アパレルなどのグッズも展開しています。店内の内装はパッケージのコンセプトと同じで、沖縄、中国、米国の3つをチャンプルー(まぜこぜの意味)した内装にしているんです。

 全国のスッパイマンファンが来店して、内装や商品展開に驚いています。また、沖縄県民からすると、全国からスッパイマンショップを訪れるお客さまの姿を見て、誇らしさも感じてもらえると思います。

 「ブランド価値=ストーリー」だと考えています。スッパイマンのストーリーを活かし、NFTやメタバース、AIなどの新しいテクノロジーも視野に入れながら、今後も沖縄の意地で全国にサプライズを届けていきます。
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