UCC90周年特別特集 #01

創業90周年を迎えたUCC上島珈琲、新たなブランド戦略を発信させた狙いとは

 

お客さま参加型企画で盛り上がりを見せたUGC


――「COFFEE CREATION」プロジェクトは、主にどのような年齢層のターゲットやどのような顧客のニーズに対応しているのでしょうか。

 現在、家庭用コーヒーの主要な購買層は50-60代の層ですが、今回のプロモーションでは、できるだけ新しい人にUCCを知ってもらいたいという思いから、メインのペルソナは30-40代の女性に設定しています。

 もちろん新規だけではなく、既存顧客にも一緒に参加をできるように注力しています。既存顧客も皆さまも、SNSのフォロワーに多くいらっしゃるので、そこでのコミュニケーションを重視した構造にしています。当社にまつわる商品や取り組みに対して思いを持っているお客さまが多くいらっしゃいまして、今年の4月に、SNSで「UCCとの思い出」を投稿してもらう企画を実施したのですが、ありがたいことにかなり多くの投稿がSNSに上がっていて、それだけたくさんの思い出を持ってくれているのだと改めて発見できました。

 また、期待しているお客さまを裏切らないような製品を届けることが大事だと思っています。現在は、原材料費の高騰などの影響があるものの、できるだけ安定した価格で「おいしいコーヒー」を届けることも我々の責任だと考えています。



――SNSで投稿してもらうために、どのようなことを意識していますか。

 私が所属するブランドマネジメント部では、UCCブランドのキャンペーン、SNS、ファンサービス組織の「Club UCC」など、オンライン施策の運用や企画を中心に行っています。

 特に、「COFFEE CREATION」プロジェクトに取り組んでから、SNSの動きは活性化されました。たとえば、UCCのTwitter公式アカウントでフォロー&リツイート型の参加企画などを、頻度高く実施していますが、特にTwitterは瞬発的な盛り上がりを生むのには最適なSNSです。このような取り組みもあり、お客さまがSNSへ投稿するきっかけも増えているんです。

※後編に続く
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