UCC90周年特別特集 #02

パーパスを起点に消費者とつくり上げる周年プロジェクトを推進していくためには?

 

次の100周年に向けて。


――今後、どのようなマーケティング戦略を実行していくのでしょうか。またUCCとしては、どのようなブランドになってほしいのでしょうか。

 これからも引き続き、「コーヒー屋」としての独自のこだわりと技術、さまざまな取り組みを消費者にきちんと伝えていきたいです。

 現状、コーヒーブランドはどこも同じような味だと多くの消費者に思われているのですが、「UCCのコーヒーは高品質でおいしいのに、安定した価格で購入できるからコスパも非常に高いよね」とパーセプションが変わるまで取り組み続けたいですね。

 消費者にはブレンドの技術を伝えたり、工場をまわったりしながら「事実」を伝えてきたので、これからは「COFFEE CREATION」という名のもとに消費者と一緒になってつくるような企画ができるといいなと思っています。

 SNSに投稿してもらうのは、ほんの一部だと思います。今後は、一緒にコーヒーをつくるような、もっとコーヒーを好きになってもらうような参加型の企画を増やしていきたいです。

――10年後の2033年には創業100周年になります。それに向けて、来年以降に取り組んでいきたいことがありましたら教えてください。

 我々の活動の根幹には、パーパスである「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」があります。UCCは日本のコーヒー産業をつくり上げてきたイノベーターです。コーヒーの可能性を解き放つようなイノベーションや新しいチャレンジを、もっと世の中に発信し続けなくてはいけないと思っています。

 そうすることで、先進性やブランド自体のアップデートが進み、UCCブランド自体が強化されていくだろうと考えています。

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