TOP PLAYER INTERVIEW #03
「アベンジャーズの一員になりたい」元日本マクドナルドCMO 足立光がナイアンティックに入社した理由【インタビュー】
きっかけは、日本法人代表 村井氏からの誘い
−日本マクドナルド時代に「ポケモンGO」とのコラボレーション企画が話題を呼びました。一緒に仕事をする中で、ナイアンティックにいきたいと思うようになったのでしょうか。
確かに、「ポケモンGO」のサービスが開始された時、日本マクドナルドが世界で唯一のオフィシャルパートナーとなって脚光を浴びましたが、当時も1年前でも、自分がナイアンティックで働くことになるとは、夢にも思っていませんでした。あまりに生きてきた世界が違いますし、ナイアンティックの皆さんは「アベンジャーズ」並みに優秀で、全く別世界の方々でしたから。もちろん日本マクドナルドで「ポケモンGO」との取り組みを通して、ナイアンティックの皆さんと一緒に仕事をしてきたため、お互いにお互いを知っている、という安心感はあります。付き合いも長いので、この人たちと働けるのであれば、間違いないという確信がありますね。
−ちなみに、ナイアンティックに入社するきっかけは何だったのでしょうか。
かなり前ですが、村井さん(編集部注:ナイアンティック 日本法人 代表取締役社長 村井説人氏)からマーケティングの責任者の候補を誰か紹介してほしい、と相談されたんです。そのしばらく後、私がマクドナルドを辞めることになったので、村井さんから「来ませんか」と誘ってもらったんです。
−村井さんが、足立さんに期待されたことは何でしょうか。
細かいことは入社してからですが、今の時点で私が理解しているのは、基本的には3つあります。ひとつは、社内にエンジニアが多いこともあって、私にビジネス面をさらに強化してほしいということです。
2つ目は、アジアパシフィック地域全体のビジネスを伸ばしていくことです。以前の仕事で韓国や台湾、タイ、ベトナムを統括していましたので、アジアに明るいということも期待されています。
3つ目は、私が大企業にいた経験を生かして、これから大きくなっていくナイアンティックの成長を支え、素晴らしい企業体にしていくことです。“オトナ”としての立ち振る舞いをしなくてはなりません(笑)。
この3つ目については、私がビジネスサロン「足立光の無双塾」を始めた理由のひとつでもあるのですが、何しろそれなりに歳をとって経験を積んだので、自分の成長も大切ですが、私の知識や経験をもっと提供する側に回りたいと思ったんです。福山雅治の「家族になろうよ」という歌の歌詞に「明日のわたしはそれほど変われないとしても 一歩ずつ 与えられる人から 与える人へかわってゆけたなら」というフレーズがありますが、まさにそんな感じです。
−ナイアンティックは、「イングレス」や「ポケモンGO」などを展開しています。具体的には、どのような役割を担当するのですか。
アジアパシフィック地域でのユーザーを増やしていくことや、マーケティングチームのマネジメントなどが基本の役割です。日本は、米国と変わらないぐらいの数のユーザーがいて、巨大なマーケットです。また、アジアパシフィック地域は、台湾、韓国などの国も含まれ、大きな可能性を秘めています。