CATCH THE RISING STAR #35
「万博レガシービジネス」に取り組むBIPROGYの若き事業開発担当が目指す、Slerがエンドユーザーに直接貢献する未来
2026/02/12
マーケティングと営業の二刀流で信頼を勝ち取り、事業を推進する
―― 2022年に商号が「日本ユニシス」から「BIPROGY」に変わりましたね。社内の受け止めはいかがでしたか?また、事業開発のお仕事においては、変化はありましたか?
契約書の社名が変わる以外には、現場の業務にはほとんど影響はありませんでしたが、長くユニシスのブランドに慣れ親しんできた社員にとっては、戸惑いもあったかもしれないと思います。ただ、光が屈折・反射した時に見える7つの色(Blue、Indigo、Purple、Red、Orange、 Green、Yellow)の頭文字をとった新社名には、多種多様な光を掛け合わせて世の中を照らすという思いのほか、米国ユニシスとは違う唯一無二のブランドとしてグローバルでも活躍しようという意味が込められています。社名変更は、そうした思いを社員が受け取って、新しいブランドとして頑張っていくんだという姿勢をあらためて持つきっかけになったのではないでしょうか。
事業開発においては、とりわけ万博への参画や、そのレガシーとして事業化した「カラダ測定サービス」などが、新しいブランドの知名度向上に大きく寄与する好機になりました。自らが主体となって事業を創出し、to Bでもto Cでもエンドユーザーの方々に直接、新しい価値をお届けする新ブランドの姿勢を、明確に打ち出す意義があったと思います。
―― 顧客の要望に合わせたシステムを開発・納品するのではなく、自らサービスを企画・提案していくうえで、難しさを感じたり、心がけたりしていることはありますか?
事業開発は、自分でお客さまの課題を見つけ、それに適した事業やサービスを開発し、何百万人、何十社という規模で使っていただくまで責任を持たなければなりません。その過程で、たとえば万博レガシーの「カラダ測定サービス」なら、サービスの磨き上げのために顧客の声を分析することもあるでしょうし、「ヘルスケア」という新たな軸で自社の顧客に付加価値提供したい企業を見つけて営業活動をすることもあります。マーケティングと営業の二刀流が必要です。事業開発に関する基本的な知識はもちろん重要ですが、事業開発担当者としてより重要なのは、自らが最前線に立つ覚悟や、事業を前に進める熱量のようなものだと思います。
また、大企業での新規事業は、財務基盤が安定しているというメリットがある一方で、図体が大きいぶん機動的に動きづらいというデメリットもあります。入社1~2年目の頃に携わった熊本の健康増進事業で、事業の進め方について意見したことがありましたが、その頃の私は組織の動かし方というものを分かっておらず、まるで相手にしてもらえなくて、正直、悔しい思いをしました。しかしそこで学んだのは、事業を自分の考える方向に動かしたいのであれば、組織の意図を汲んだ企画を立ち上げ、根回しを含めた丁寧なプロセスで信頼を築き、売上という形で実績を積み上げるのが一番の近道だということです。企業の持つ長い歴史や、ステークホルダーとの関係性を無視しては、大企業で新規事業を動かすことはできません。「組織の良き理解者」となり、信頼を獲得したうえで自分のやりたいことをするのが、大企業での新規事業を楽しむコツのように思います。
―― ビジネスパーソンとしての目標を教えてください。
まずは今向き合っている万博レガシービジネスを成功に導きたいです。万博自体が大成功に終わったので、このいい流れをきちんと生かして、「カラダ測定サービス」の価値を多くの生活者の体験にシームレスに結びつけていくとともに、企業への価値提案も含めて、安定した規模の収益を上げることを目指しています。
中長期的には、組織のマネジメントに興味があります。ときどき、同じ年頃のビジネスパーソンから「仕事が楽しいわけがない」という言葉を聞くのですが、人生のおよそ三分の一は仕事をして生きるはずなのに、その時間を楽しめないのはすごくもったいないと感じます。誰しもそれぞれに強みや個性があるのだから、それを見出して最大限に生かせるチームを、自らの手でつくりたいです。部活動で大会優勝を目指すのと同じように、新規事業での売上という目標に向かって、一人ひとりの個性を生かしながら、みんなで一丸となって進む組織運営に携わりたいと考えています。
―― 最後に、仕事に生きるようなリフレッシュ方法はありますか?
万博中は万博が趣味でした(笑)。プライベートだけでも30回近く来場したのですが、何が面白いかというと、万博会場が日々、進化することでした。時期ごとに展示内容やイベントが変わるのはもちろんのこと、たとえば運営方法にしても、最初はゲート前に行列ができて入場するまでに時間がかかってしまっていたのが、動線を変えてスムーズに入れるようになったり、事情があって空いてしまったスペースをビアガーデンのようにオープンさせたり、最初は退屈だと思ったパビリオンが、再び訪れるとすごく印象的なものになっていたり…。楽しい万博になるために日々、変化し続ける姿には、すごく刺激を受けました。自分も、より良い方向に変わり続けることを大切にしたいと思います。
―― 本日はありがとうございました。
【上司の視点】ヘルスケアビジネスの象徴的存在
BIPROGY 事業開発本部 事業推進三部 部長
三宅 裕昭 氏
三宅 裕昭 氏
馬場さんは笑顔が素敵で健康的で、当社のヘルスケアビジネスの象徴的な存在です。現在、従事しているお仕事(事業化を見据えた国際イベント(万博)への参画、当社自ら生活者接点を持つビジネスモデル、など)は、当社がこれまでにほぼ経験したことがないものだらけで、社内にお手本になるものがなかなか無いのですが、持ち前の明るさで前向きに取り組んでくれています。
新規事業の型は世の中にいっぱいありますが、結局のところ、最後は「担当者の実現したい強い気持ち」が成否を分けるので、これからは収益(お金=価値提供への対価)も強く意識しながら、失敗をおそれずにチャレンジし続けることを期待しています。
ただ、私みたいにノリ(感覚)だけで突き進むのではなく、馬場さんには持ち前の特性のもと、自社事業やビジネス環境などを構造的に整理し、組織として事業の再現性をあげて、当社の新規事業をリードする存在になることを望んでいます。
- 他の連載記事:
-
CATCH THE RISING STAR の記事一覧

- 1
- 2




メルマガ登録














