CATCH THE RISING STAR #36
カンロ若手マーケターが「ピュレグミ」に落とし込むインサイト 文化人類学で鍛えた「とことん突き詰める力」が武器
2026/02/19
現地に足を運び、根気よく調べ尽くす
―― これまでの仕事で、特に手応えを感じた経験はありますか。
マーケティングについてはフレームワークや理論を含めて、実践しながらまだまだ勉強中です。営業の頃には「やりきったかな」と思える瞬間が何度かありました。具体的には、ある小売業さんの全店舗で実施する販促コンクールというものがあり、そこで私が提案した販促案が採用され、カンロの商品をたくさん並べさせてもらったことがあります。私としては初めてそういうコンペに参加したのですが、売上が上がり、バイヤーさんに採用してもらえる商品も増えるという結果が残せました。
おそらく、前々から店舗に足しげく通って、売り場をつくる担当者の方と何度も提案や議論を重ねていた経験が生きたと思います。「そこまでお店のことをわかっているなら、任せていい」と思っていただけたのかもしれません。同じチェーンでも、店舗によって特徴があり、販促や売り場づくりは変わってきます。私の場合、アイデアやコミュニケーション力というより、ひたすらお店を回って話をする「根気」が強みになったのではと思います。この経験もあって、マーケターとしても結論を急がず、諦めずにコツコツと関係をつないだり、調べたりすることを心がけています。
―― ビジネスパーソンとしての目標を教えてください。
いろいろな視点を持てる人になりたいと思っています。営業の現場で、商品をバイヤーや消費者にどう売るかを集中して考えた経験を経て、いま、マーケティング本部でブランドの源流や生活者のインサイトを深掘りできているのは、すごく楽しいです。ジョブローテーションでいつか離れることがあっても、また戻ってきたい気持ちがあります。一方で、「会社ってどうやって動いているんだろう?」というところにも興味が湧いてきたので、経営全体を見ることで、より広い視野を持ちたいという思いもあります。
―― 最後に、仕事に生きている趣味や嗜好があれば教えてください。
先ほどもお話したように、熱中すると深く入り込むタイプです。スマホやパソコンで調べるだけでなく、現場に足を運んでフィールドワークがしたくなります。たとえば映画やドラマがどうしてつくられたのか知りたくなり、原作者の私生活や生涯を調べたり、どんな気持ちで作品を書いたのかを現地まで行って想像したり、ベースから調べていくことがあります。場合によっては海外にも行ってとことん掘り下げます。源流にさかのぼって調べたいという気持ちは、マーケターに向いているかもしれません。
―― 本日はありがとうございました。
【上司の視点】持ち前の好奇心で企業と一緒に成長を
カンロ マーケティング本部 マーケティング戦略部長
入江 由布子 氏
入江 由布子 氏
当社は「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」を企業パーパスとして定め、「Sweetな瞬間を創り続けることで人々と社会に笑顔を。」をビジョンに掲げています。
生活者に寄り添い、感情を動かすブランドづくりを目指してきた企業文化を、自然と若手社員が意識して自らの業務につなげてくれていることが、会社の成長につながっていると感じます。
嶋田さんは、好奇心が強く、多趣味でアクティブで、世の中のトレンド情報や価値観の変化を捉える力があり、かつマーケターとしても点ではなく課題とビジョンを把握したうえで、今やるべきことは何かを丁寧に考えることができる人です。
営業時代から社内の信頼も厚く、コミュニケーション力も高いので、周りに自然と人が集まってくるような魅力を持っている人でもあります。
「ピュレグミ」は関わる人も多く、社内外からの注目度も高いブランドですが、その中でもしっかりと軸を持って真摯にブランドと対面してくれています。
コロナ禍での就職活動やジョブローテーションなど苦労もたくさんしてきていると思いますが、今は色々なことを経験して、知見と視野をたくさん広げて、嶋田さんの魅力で周りも巻き込んで、企業とともに一緒に成長してくれることを期待します。
- 他の連載記事:
-
CATCH THE RISING STAR の記事一覧

- 1
- 2




メルマガ登録














