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「串カツ田中」が「ユニシア・ホールディングス」へ グローバル・多角化見据え貫啓二社長が説明

 

「脱・串カツ田中」に向け秋山具義氏とタグライン策定


 「串カツ田中」などを展開する串カツ田中ホールディングスは3月1日から社名を「ユニシアホールディングス」に変更し、同月9日に報道向け会見を開いた。2008年に「串カツ田中」を創業し、一代で上場企業へと導いた代表取締役会長兼社長の貫啓二氏が、タグライン(企業やブランドのコンセプト)を手がけたアートディレクターの秋山具義氏とともに出席。ユニ(ひとつの)シア(海)という社名に込めた「グローバル・ライフスタイルサービス企業への挑戦」の思いを語った。

 「串カツ田中」は国内344店舗(2025年11月末時点)で業績は右肩上がり。2025年度の年間実績では、2023年までにオープンした既存313店舗の半数以上が過去最高年商を記録するなど、「1000店舗体制」の目標に向けて着実に成長している。一方、売上の8割を同ブランドに依存しており、貫氏は「成熟期の今こそ変わるべき」と判断。社名変更に踏み切ったという。

 貫氏によると、世界の四つの海と日本列島を表す「U」のロゴは、グループ内のデザインチームが制作した。一方、「串カツ田中さえうまくいけば大丈夫」という考えが経営陣を含め社内に根強く、「第二の創業」に際して意識を刷新する必要性を痛感。「マルちゃん正麺」(東洋水産)など数々のアートディレクションを手がけ、食への造詣が深いことでも知られる秋山氏に協力を依頼し、「世界へ挑む、日本の力。ユニシア」のタグラインを策定した。秋山氏は会見で「貫きたいことがはっきりしており、判断スピードも早かった。この早さがブランドを引っ張ってきたのではないか」とコメントした。

 今後は「串カツ田中依存」を脱却し、2025年に子会社化したイタリアンファミリーレストラン「PISOLA(ピソラ)」や、京都を中心に展開する「天のめし」など多ジャンルのブランド成長を加速。飲食業だけでなくインバウンド向けサービスやリゾート事業、海外事業も本格化するといい、「食・旅・体験」をキーワードにグローバル市場への新たな価値提供を目指すとしている。

 一方、「串カツ田中」の海外展開については「まずは国内で圧倒的な国民食として浸透してから」と慎重な姿勢を見せた。貫氏は「『気づいたら当社サービスを利用して笑顔になっていた』と言われるほど、社会に溶け込んだ『インフラ』になりたい」と語った。
 
 
画像出典:ユニシアホールディングス プレスリリース
 

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