広報・PR

アジア市場におけるPR戦略の専門家組織「PR Collective Asia」発足 記念イベントにアジェンダノートが特別協力

 

アジア各国のローカルインサイトを踏まえた、コミュニケーション戦略を策定


 PRストラテジストの本田哲也氏が率いる本田事務所は3月31日、シンガポール・タイ・インドネシア・ ベトナム・マレーシア・フィリピンの6ヵ国を代表するPRストラテジストと連携し、日本企業のアジア進出を支援するコレクティブネットワーク(専門家組織)「PR Collective Asia」を発足した。

 6月1日には、発足を記念したビジネスカンファレンス「Asia Insight 2026」が大手町三井ホールで開催される。味の素 取締役 代表執行役社長 最高経営責任者の中村茂雄氏、ダイキン工業 広告宣伝グループ長の片山義丈氏、ロッテ グローバル本部 グローバルマーケティング部 部長の野津健次郎氏をはじめとする著名な経営者や有識者、アカデミアが一堂に会し、アジアビジネスの実例や事業成長の視点をテーマに講演およびパネルディスカッションを行う。本カンファレンスに、「アジェンダノート」が特別協力する。



 アジア市場は、日本企業の今後の成長を左右する最重要エリアのひとつ。国際通貨基金(IMF)の推計によれば、2025年のASEANの名目GDPは日本とほぼ同規模に達し、成長市場としての存在感は一層増している。また、東アジア・ASEAN 経済研究センターが2024年に公表した資料では、ASEAN への投資拡大が中国を上回る水準で推移していることが示されており、経済産業省の「第54回 海外事業活動基本調査」によれば、日本企業の海外現地法人数に占める ASEAN10ヵ国の割合も年々高まっている。

 このように、日本企業にとってアジアが重要な進出先となっている実態が明らかになっている一方、アジア各国の市場環境は隣国であっても大きく異なり、その文化的・社会的背景の多様性は日本企業にとって大きな挑戦となっている。そのため、日本国内で成功した手法をそのまま展開するだけでは、現地におけるブランド価値の確立や市場浸透に十分につながらないことが多い。

 これを踏まえ、「PR Collective Asia」では、各国の文化・宗教・商習慣・メディア構造などのローカルインサイトを踏まえたコミュニケーション戦略の策定を通じて、 日本企業のアジア進出を支援する。
 

6ヵ国を代表するPRストラテジスト


【シンガポール】
 
Yvonne Koh イヴォン・コー
Saeloun Asia 創業者兼マネージングディレクター

 アジア太平洋と米国において約30年にわたり、レピュテーション・危機管理、組織改革を専門とするPRストラテジスト。エデルマンやMSL Groupといった世界的なPR会社でリーダーを歴任。PayPal ではアジア太平洋地域コミュニケーション・ディレクターとして、域内全市場を統括する広報体制の構築を主導。インド洋大津波発生時には、スリランカ観光局の危機管理広報を指揮し、世界14市場における観光復興プロジェクトを成功に導く。アジア系組織への助言において深い知見を持ち、AVPN、AIA、シンガポール国家遺産庁、ハイアールなど、アジアでのPR支援実績多数。

【ベトナム】
 
Matthew Underwood マシュー・アンダーウッド
Matterhorn Communications マネージングディレクター

 ベトナムで20年以上にわたり、新興市場におけるレピュテーション構築およびベトナム展開支援を専門とするPRストラテジスト。Matterhorn Communicationsの創業者。同社をホーチミンに本社を置く有力PR会社へ成長させ、グローバル企業の市場参入および広報戦略を主導。それ以前は、シンガポールの Upstream Asia で 2 年間リージョナルアカウントディレクターを務めたほか、オーストラリアのWrightsでアカウントマネジメントなどを歴任。

【タイ】
 
Sophis Kasemsahasin ソフィス・カセムサハシン
Brand Foresight 創業者 兼 CEO

 20年以上にわたり、戦略コミュニケーションおよび危機管理の分野で 活躍するタイを代表する PR ストラテジスト。世界的な PR 会社フライシュマンヒラードにて、タイ法人創業マネージングディレクターとして グローバル企業および政府の変革期を支援。タイ政府の「Rebranding Thailand」や2011年洪水危機対応、2022 年 APEC CEOサミットを主導した。HP、TikTok、AstraZeneca などのグローバル企業をはじめ、三菱UFJフィナンシャルグルー プ、日産自動車、キッコーマンなど、日本企業との実績も多数。

【マレーシア】
 
Andy See Teong Leng アンディ・シー・テオン・レン
Perspective Strategies 創業者 兼 マネージングディレクター

 マレーシアを中心に、25 年以上にわたり戦略的コミュニケーションお よびイシューマネジメントを専門とする PR ストラテジスト。世界的な PR 会社エデルマンにて、上場企業および多国籍企業を対象に広報およびブランド構築を専門にキャリアを確立。それ以前は、ボストンコンサ ルティンググループにてナレッジマネジメント、リサーチおよびマーケ ティングコミュニケーションに従事。政府機関や金融、エネルギー、消費財、不動産、インフラ分野の企業に対し、レピュテーション管理やステークホルダー対応を支援している。テイラーズ大学メディアコミュニケーション学部の客員教授も務めるほか、マレーシア厦門大学のイ ンダストリアルアドバイザーを務める。PRCA Malaysia の元会長であり、現在も同団体のエグゼクティ ブ・コミッティーを務めている。

【インドネシア】
 
Harry Tumengkol ハリー・トゥメンコル
Image Dynamics 共同創業者 兼 パートナー

 インドネシアにて、インハウスおよびコンサルタントの両面で 30 年以 上の戦略的コミュニケーション経験を持つ PR ストラテジスト。世界的 な PR 会社 APCO Worldwide やバーソン・マーステラなどでリーダー を歴任。それ以前は、オーストラリアの天然資源企業 BHP Indonesia や、のちに MNC グループへと発展した総合メディア複合企業 Bimantara Citraでも経験を積む。Google、WhatsApp、Coca-Cola、British American Tobacco などのグローバル企業、本田技研、ユニクロ、花王など日本企業の実績も多数。

【フィリピン】
 
Malyn Molina マリン・モリーナ
EON 社長兼 COO

 20年以上にわたり、レピュテーション管理、ブランド戦略、公共政策 広報、危機対応の分野を牽引してきたPRストラテジスト。その深い知見と先見性で、ステークホルダーリレーションズを実践している。 フ ィリピン最大級かつ歴史ある統合型コミュニケーション・コンサルティング会社の一つである EON の社長兼 COO として、同社を継続的な業界評価へと導き、「Philippines PR Agency of the Year」などの受賞を実現。同社では、アジア開発銀行をはじめとする国際機関や主要政府機関との地域横断プロジェクトを拡大し、規制産業におけるレピュテーション戦略を構築した。国家ブランド強化に向けたプロジェクトも推進。日産、ユニクロ、味の素など日本企業の支援実績も多数。
 

25年以上にわたる戦略PR・企業広報の経験と知見を活かす


「PR Collective Asia」は、代表を本田哲也氏、事務局を本田事務所が務め、運営・管理を統括する。日本企業の支援は、案件ごとに各国のPRストラテジストと連携する協働体制を構築しており、すべての案件について本田事務所が窓口を担う。本田事務所が東京とシンガポールに拠点を置き、25年以上にわたって日本企業の戦略PR・企業広報に携わってきた経験と知見を活かす。

 発足にあたって、本田氏は以下の通りコメントしている。

 私自身が3年前に拠点をシンガポールに移し、成長著しいアジアに身を置いて日本企業の支援を行う中、日本企業のアジアでの成功を左右する大きな要因のひとつが、ローカルインサイトを理解した戦略的なコミュニケーションだと強く感じました。私も含めた7人のPR専門家が、日本企業のアジアでの成功を戦略的に支援してまいります。
 
本田哲也氏
本田事務所 代表取締役 / PR ストラテジスト

 「世界でもっとも影響力のある PR プロフェッショナル 300人」に 『PRWEEK』誌によって選出されたPR専門家。2006年にブルーカレントを設立し代表に就任。2009年に「戦略 PR」を上梓。P&G、花王、ユニリーバ、サントリー、トヨタ、資生堂、ロッテ、味の素など国内外の企業との実績多数。2019年より株式会社本田事務所としての活動を開始。2023 年にシンガポールに活動拠点を移す。著書に「戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」「ナラティブカンパニー 企業を変革する 『物語』の力」「パーセプション 市場をつくる新発想」など多数。世界最大の広告祭カンヌライオンズでは、公式スピーカーや審査員を務めている。2024年には、世界的な PR 業界情報機関である PRovoke Media の 「Innovator 25 Asia-Pacific 2024」に選出。

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