JR田町~品川駅間の新駅ネーミングを考える
ネーミングのプロが見る「高輪ゲートウェイ」、体を表す駅名になれるのか
2018/12/11
ネーミングにおいて重要なのは、当事者
JR東日本 プレスリリースより
この地域は、古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地であり、明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリアという歴史的背景を持っています。 新しい街は、世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指しており、 新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担うことになります。 新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました。
プレスリリース:田町~品川駅間の新駅の駅名決定について
この選定理由にまで、触れているニュースや発言は意外と少ないように感じます。
あらためて読んでみると、これまでの駅の機能を超えた先進的な交流拠点にしたいというJR東日本の強い意志が込められているようにも思います。
ただ単に奇をてらったわけではなく、賞品のクリスタルペーパーウェイトをたくさん用意できなかったわけでもなく、目指す駅の「未来の姿(体)」を実現する強い意志を持ち続けるために様々なリスクをおってまで、この駅名にしたのだとしたら、それは少なくとも当事者にとって素晴らしいことであると思います。
本当のところは、これ以上の情報がないため推測するしかないのですが、「高輪ゲートウェイ」が我々にとって明るい「体」を為すための「名」であることを願うばかりです。
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