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電通が「ファン化のシナリオ」をAIで可視化 「ファンAIリサーチ ブランド」の運用開始
電通は4月9日、ファンが生まれるまでの過程を可視化し、 企業・ブランドのファンマーケティングを支援する「ファンAIリサーチブランド」を開発、運用を開始したと発表した。
本ツールはSNSやECサイト、掲示板などに投稿されているブランドへの熱量の高い声をAIが自動的に判定・抽出。電通が長年蓄積してきたファンマーケティングの知見を生かし、ファンの実態や構造を多角的かつスピーディーに分析するという。
近年、社会情勢が不透明化する中、企業・ブランドにとって、中長期的なロイヤルティを築く「ファン」の存在は重要性を増している。一方、既存顧客の高齢化や生活者のニーズ・価値観の多様化を受け、「ファン基盤エイジング(若年世代のファンが少なく、ファン基盤の平均年齢が高齢化する現象)」や新規ファンの創出に悩む企業は多い。従来、アンケートなどによる調査に膨大な時間と費用をかけても、ブランドを支持する理由やファン化のきっかけを構造的に把握するのは難しかった。
本ツールでは、電通独自のファン分析フレームとAIロジックを用いることで、ファンにとって強化してほしい価値やファン化するまでの「ファンナラティブ」(ファンが自身の体験や感情を通じて企業、ブランドについて語るストーリーや文脈のこと)を多角的に分析できる。
また、ファン心を芽生えさせたブランドの特徴「ファンエンジン」や、ファン化のきっかけとなる体験「トリガーエクスペリエンス」、ファン化の「スイングエモーション」(ファンの感情が大きく動き、ブランドとの関係性が変化する転換点)を特定することで、ファンが生まれるまでの体験シナリオを構造的に可視化することが可能になるという。
電通は今後、本ツールの分析結果をもとに、次世代ファンを生み出すブランド体験やコミュニケーションの最適化、新しいファン接点の創出など、企業のファンマーケティングを高度化する提案を行う方針。将来的には本ツールの外部提供も検討しており、「企業が自らファンの動きを理解して戦略に落とし込める仕組みづくりを進めていく」としている。
本ツールは電通のAI戦略「AI For Growth」において、ファン領域のプランニング強化や変革支援を推進する「AI For Growth Fan Marketing」の取り組みの一環として開発された。




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