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ロッテが「涼スポット」を提供、社会課題対応とアイスシーン創出を両輪でプロジェクト化

 

「アイスブランドとしてできることを」


 ロッテは酷暑化・長期化する夏でも屋外で涼しく過ごせる「クールシェルター」を提供するプロジェクトを始動すると発表した。6月25日に行われたメディアブリーフィングではマーケティング本部の担当者のほか、異常気象や酷暑化による子どもの心身への影響を研究する専門家も登壇し、ブランディングとソーシャルアクションに両輪で取り組む姿勢を強調した。

 ロッテが全国の10~50代の男女2000人に実態調査を行なったところ、約7割が夏の暑さを理由に外出(散歩、レジャーなど)を制限していることが分かった。マーケティング本部 第一ブランド戦略部 クーリッシュブランド課 課長の渡邉和哉氏は「暑さは不快感だけでなく行動にも影響を及ぼしている」と指摘。同社の「クーリッシュ」と「爽」がクールダウンしたい時に思い浮かぶアイスとして高く認知されていることを踏まえ、「2ブランドが社会課題に対してできることとして、『涼』の体験や場所を提案していきたい」と意図を語った。

 ブリーフィング後に取材に応じた渡邉氏とロッテ マーケティング本部 第一ブランド戦略部 部長の古市丈二氏によると、ロッテは近年、「ビックリマン」の世界観を生かしたAI名刺メーカーや「パイの実」のアニメ化など、既存ブランドの体験拡張を進めている。「クールシェルター」はソーシャルアクションとしての意味合いが強いが、「クーリッシュ」がもともと屋外飲食を想定したブランドであることから、「涼スポット」提供による屋外活動の活性化は、シーン創出というマーケティングの目的にも沿うという。

 プロジェクトでは猛暑の影響を受けやすい公園や海水浴場、スポーツ施設などと連携し、「涼スポット」の設置やクールダウングッズ販売を行う。第一弾となる東京・渋谷のMIYASHITA PARKでは7月23日~8月19日に芝生ひろばとスケート場内に大型シェルターやクッションを設置するほか、7月24日・25日には「クーリッシュ」「爽」1万個を無償配布し、プロジェクトの認知を図る。また、専門家や企業、社会団体と連携する「クールシェルター評議会」を立ち上げ、酷暑化によって制限されがちな屋外体験や地域の賑わいを守る取り組みを中長期的に進めていくとしている。
  
メディアブリーフィングに登壇した異常気象の専門家の三重大学大学院 立花義裕教授(左)、ロッテ マーケティング本部 第一ブランド戦略部 クーリッシュブランド課 課長の渡邉和哉氏(中央)、公衆衛生学を専門とする東京科学大学大学院の藤原武男教授。

※サムネイル画像は「クールシェルター」イメージ(画像出典:ロッテ リリース)

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