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【人事】サントリー 中村直人氏がMizkanへ Go-To-Market 戦略本部長 兼 コミュニケーション本部長に就任

 

経験を活かし、Mizkanのショッパーマーケティングを強化


 サントリーで営業・マーケティング・デジタル戦略を横断し、リテールDXを牽引してきた中村直人氏が、3月1日付でミツカンに入社し、執行役員 日本+アジア事業 Go-To-Market 戦略本部長 兼 コミュニケーション本部長に就任した。

 Go-To-Market戦略本部は、3月1日付で発表された組織体制変更に伴い新設された組織。家庭用事業、フードソリューション事業など5つの事業部を横断し、Mizkanが全社で顧客志向マーケティングを実践していく上で重要な役割を担う。
 
中村 直人 氏
Mizkan
執行役員 日本+アジア事業
Go-To-Market 戦略本部長 兼 コミュニケーション本部長

1992年にサントリー入社、2011年営業推進本部、2020年広域営業本部第2支社長、2023年データ戦略部部長兼務。2026年3月1日より現職。

 中村氏は、1992年サントリー(現・サントリーホールディングス)に入社した。全国の主要都市で酒類営業・営業企画を経験し、2011年から営業推進本部部長として、営業戦略の立案・推進に従事。2020年には広域営業本部 第2支社長 兼 デジタル戦略部 部長 リテールAI推進チーム シニアリーダーに就任し、2023年からはデジタル戦略部部長を兼務した。

 入社以来、一貫して営業とマーケティングに携わり、直近10年以上にわたってリテールDXを社内外で推進してきた。データドリブンなカテゴリーマネジメントとショッパーマーケティングの高度化に取り組み、営業・マーケティング・データ活用を融合させることで、流通・小売企業との共創を進めてきた実務リーダーとして知られる。

参考記事:中村氏が聞き手を務めた、リテールアジェンダ2025のセッションレポート
増収増益のスギホールディングス カギはデータを活用した顧客ロイヤル化戦略【リテールアジェンダ2025レポート】

 Mizkanは、3月1日付で代表取締役社長兼CEOに就任した槇亮次氏の指揮の下、顧客志向マーケティングを全社で実践するための組織改革を進めている。

 家庭用事業/フードソリューション事業/アジア事業/グロース事業/新規事業の5事業部制を導入するとともに、顧客を「生活者」「購入者(ショッパー)」「消費者」の3つの視点で捉え、より深く理解するため、事業部を横断する組織を整備した。このうち、「購入者(ショッパー)」の理解とアプローチを担う新設組織がGo-To-Market戦略本部だ。

 2023年に槇氏がMizkan Holdings 執行役員 マーケティング本部長 兼 Mizkan 取締役として入社してから、「消費者」理解の基盤構築を進めてきた同社。今回、中村氏を招聘することで、今後は特に「購入者(ショッパー)」理解を強化していく。同氏の経験と実績を活かし、顧客に価値が届くまでの仕組み全体の設計・変革を進めることが期待される。

 なお中村氏は、同じく横断組織であり、「生活者」を主な対象とするコミュニケーション本部の統括も兼務する。
 

社内外のネットワークを最大限活かし、新たな価値創造を目指す


 中村氏から寄せられたコメントは以下の通り。

 Mizkanとの接点は、前職のサントリー時代にさかのぼります。営業推進本部という部署でMDのプランニングとして、第3のビールと鍋つゆのコラボレーション企画を立ち上げたことが始まりでした。長年にわたりコラボレーションさせていただいた中で、オーナー企業で、歴史があり、マーケティング力に長けている会社という印象を持ち、親和性を感じたことを覚えています。

 ご縁があって、Mizkanに入社し、2つの本部を担当させていただくことになりました。これまでのキャリア・経験を活かせる領域がある一方、新たにチャレンジする領域もあり、責任とやりがいを感じています。

 調味料・鍋つゆ・納豆といった既存事業は、市場においてお客様から高い支持をいただいています。一方で、ZENBやFibeeに代表されるフードウェルネス事業は、Mizkanならではの独自価値を生み出す重要な領域である一方、まだ成長の途上にあります。

 まずは、こうした新規事業を軌道に乗せることも含め、Mizkanのさらなる成長に貢献していきたいと考えています。そのために特に注力しているのが、前職でも力を入れていたデータ活用です。顧客理解を深め、マーケティングの精度を高めることに加え、フィジカル・メンタルアベイラビリティを向上することにも力を入れています。

 担当のひとつであるGo-To-Market戦略本部は、前述の通り、新設された組織です。「誰に・どんな価値を・どのチャネルで・どう届けるか」を体系的に設計し、市場投入戦略を立案・推進することをミッションとしています。既存事業では、トップラインを伸ばすための仕組みがある程度構築されていますが、新規事業では、まだそうした知見の組織知化が十分とはいえません。前職で培った経験を活かせる領域ではありますが、経営資源の最適配分も含め、まだまだ変えていかなければならない課題が多いと感じています。

 一方、コミュニケーション本部も管轄させていただいています。こちらは、Mizkanの強みとして、顧客とのエンゲージメントを構築していく知見が豊富に蓄積されています。オウンドメディア・アーンドメディア・シェアドメディアと、SNSを中心としたデジタルメディアの活用が進んでいます。今後はAIエージェントが生活に浸透し、認知から購買に至るプロセスモデルが変わっていくと思います。そうした変化を見据え、新たなメディアプランを設計することが重要だと考えています。

 サントリーとMizkanという2つの食品メーカーを経験させていただいていますが、同じ食品業界であっても異なるカテゴリーということで、学ぶべきことがまだまだあるなと感じているところです。特に国内で人口減少が進み、内食率も低下傾向で、市場環境は決して追い風ではありません。そのような状況下で需要を創造していくことの必要性と重要性、難しさをあらためて強く感じています。

 ただ、ひとつ言えるのは、自分一人、あるいは企業一社だけで成り立ち、商いができるわけではないということです。社内外(自治体や行政なども含めて)のネットワークを最大限に活かしていくことが、これまで以上に重要になっていると思っています。

 私自身、まだまだ学ぶべきことが数多くあります。引き続き、皆さまからのご指導を賜れれば幸いです。

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