ジム・ステンゲル塾 #03

ゴールデンウィークは、ジム・ステンゲルの本を読んでマーケティングの本質を勉強しよう

創設時のようなベンチャー精神が日本に求められている


——小林さんが書籍を編集されて、ジム・ステンゲルさんについて感じていることを教えてください。

 エージェントを通しているので、直接やり取りしているわけではないですが、誰に対してもフラットで、フレンドリーで多くの人から慕われていると感じています。

 例えば、日本にいるジム・ステンゲルさんのお知り合いの方などに新刊を献本したところ、お礼のメールをいただき、この本を広めるために協力したいというお申し出をたくさんいただきました。このように多くの方から協力を得られるということに、ジム・ステンゲルさんの人柄を感じています。
 
ジム・ステンゲル氏は、全世界のマーケティング責任者に対してレクチャーを行なっている。
——ジム・ステンゲルさんの書籍は、誰に読んでもらいたいですか。

 まずは起業など、新しいチャレンジをしたいという人に読んでもらいたいと思っています。それは、会社を辞めて独立するという人だけではなく、社内起業など新しい事業を立ち上げる人も含まれます。そうした方が勇気をもらえる本だと思うのです。

 繰り返しになりますが、大企業病にかかって前進できなくなっている会社が日本には多くあると思います。社内のリソースを使って、創設時のようなベンチャー精神をもった新しいチャレンジが日本企業に求められています。ぜひ多くのビジネスパーソンに読んでいただきたいと思っています。
 
「ジム・ステンゲル塾(通訳付き)」

P&Gで2008年までの7年間、グローバルマーケティングオフィサーとして、全世界のマーケティングを指揮し、同社の売上を2倍に成長させたジム・ステンゲル氏によるマーケティング研修プログラム。詳細・申し込みは、こちら
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