協会団体ニュース

Web広告研究会、アドベリフィケーション事業者5社とデジタル広告の健全化へ

 

ビューアビリティー、アドフラウド…デジタル広告の問題多発


 日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会は23日、Integral Ad Science Japan、Spider Labs、DoubleVerify Japan、日本オラクル、モメンタムの5社とデジタル広告の健全化に向けて「ネット広告健全化推進プロジェクト」を発足した。リーダーには日本経済新聞社の小林秀次氏が就任する。

 近年、デジタル広告において、広告主が意図していない不適切なサイトに広告が表示される(ブランドセーフティー)、botなどによる不正なインプレッションやクリックの発生(アドフラウド)、広告が人の目に触れているない(ビューアビリティー)などの問題が国内外で発生し、広告の掲載先の品質確認の重要性が増している。

 今回、新たに立ち上がったプロジェクトでは、広告主とその広告活動に関わるパートナーに向けて広告価値毀損の測定など、アドベリフィケーションの仕組みを活用することの重要性の啓発活動を行う。具体的には7月から8月にかけて、アドベリフィケーションの取り組み方法、デジタル広告を発注する側として知るべき知識、各ツールの特徴や使い方を伝えるセミナーを開催する。申し込みは同研究会のWebサイトから。

 日本アドバタイザーズ協会は昨年「デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言」を出し、デジタル広告で顕在化してきた課題について、広告主とパートナーがとるべき原則を発表していた。

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