「マーケティング」という大海を、航海するための羅針盤 #03

大ヒット オーディション番組「Nizi Project」を、ビジネスパーソンにオススメする3つの理由

前回の記事:
ビジネスはドラフト会議。選ばれる人材の条件を、マーケティングのフレームワークで考える
 

『普通』のレベルをどうやってあげるのか?


 ビジネスにおいて、「結果が出る人 or 出ない人」の違いは何でしょうか?これは、全てのビジネスパーソンが気になる共通の話題だと思います。

 私の考えるひとつの仮説は、結果が出る人は「普通のことのレベルが高い」です。例えば、そうしたレベルの高い人はビジネスに限らず、以下のような行為を普通に行っています。
 
  • ある野球のピッチャーは、ストライクゾーンを数ミリレベルで調整して投げる練習をしている。
  • あるダンサーは、手足の指先の動き一つひとつにこだわっている。
  • あるビジネスパーソンは、文章の1文1文を受け手がどう思うか想像して書いている。

 これらは、本人にとっては当たり前の行為で、苦ではない普通のレベルの努力ですが、周囲から見ると普通ではないことがあります。

 結局のところ、大切なのは正しい方向に努力することで、闇雲に時間を費やすことではないのは言うまでもありません。ビジネスの成果は、「時間(量)×誠実で正しい努力(質)」で出ます。

 この努力と結果が垣間見えるコンテンツとして、昨今話題の「Nizi Project(ニジプロジェクト)」があります。すでに見ている方も多いかと思いますが、TWICEや2PMを擁する韓国のエンターテインメント企業 JYPエンターテインメントが、ソニーミュージックと共同で開催したグローバル・オーディションです。その動画はHuluにもYouTube公式にも公開されているため、見ていない方は1度見てみることをオススメします。私の中では、全ビジネスパーソンは必見です。
 
©Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

 前置きが長くなりましたが、今回は「Nizi Project」を例に、ビジネス、キャリア形成に必要な努力の方向性と、目線の話をしていければと思います。

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