「マーケティング」という大海を、航海するための羅針盤 #10前編

Clubhouseは、なぜ人気? 魅力を「体験」軸から考えてみた

 

そもそもClubhouseとは、何なのか?


 Clubhouseは、音声版Twitterと表現されることが多いように思います。たしかに、共感できる部分がある表現です。

 先日、noteに所属する著名ブロガーの徳力基彦さんから、Clubhouse上で議論しているときに「Clubhouseは、どんな場所だと思いますか?」という質問をいただきました。



 
 
 私は「公園(Park)のような場所」と答えました。その理由は、公園には、スポーツをしている人、芝生に寝転がっている人、友人と話している人、子どもを遊ばせている人、ギターを弾いている人など…色々な人がいて、それがClubhouseが似ていると思ったからです。

 Clubhouseも活発に議論したい人、ひたすら誰かの話を聴く専門の人、スピーチの練習がてら話をしている人、ビジネスのブレインストーミングをしている人などさまざまです。それぞれが心地いい使い方を模索すれば良いという空間だと言えるでしょう。ちなみに、私が好きな部屋として、落語の噺家が集まる寄席の部屋もあります。

 Clubhouseを聴いていると、話すのが上手い人が多く少しビビってしまいますが、話術がなかったら向いていないということではなく、自分なりの楽しむ方法を気楽に探すメディアだと思います。聞くだけでも、十分楽しめます。



 ただし、自分で正解を探すのが良いと言っても、それを見つけるのが苦手な人もいると思います。そのときは、ふらっと色々な部屋を見ながら、普段の生活では出会えない人の話を聞いたり、話したりすることで、何かを知ったり、始められるきっかけになると感じています。あくまでもClubhouseは良い意味での出逢いのきっかけがたくさんあるという程度の認識で始めるのが良さそうです。

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