「サブスクのマーケティング」と「人事」の共通点とは？ みずほのCPO秋田夏実氏が語る組織開発の裏側

 

変革で大切な2つのこと、今後の取り組み

石戸　企業の変革を進める上で大切にしていることは何ですか。

秋田　一番はコミュニケーションですね。特に、相手の話を徹底的に聞くこと＜傾聴力＞が大事だと思っています。最終的に、目指している方向は同じはずなので、意見の相違があるようにみえても、相手の話を深く理解することで、実は対立していないということがあります。また、お互いを深く理解して俯瞰することで、ベストな解決策を探ることもできます。

もう一つ、変革にあたり大事だと思っているのは、居心地の悪さを恐れないことです。仮に意見の衝突があっても、互いに言うべきことはきちんと伝えて居心地の悪さにもあえて挑み、乗り越えていくことが必要なのだと考えています。

石戸　最後に、人事とマーケティングが同じであることを日本の企業にも、もっと認知してもらうために取り組んでいること、もしくは取り組んでいきたいことは何ですか。

秋田　私自身は、全くそう思っていませんが、世間からすると「ユニークな転身、思い切った越境」をしたと見られているように感じます。そのため、ありがたいことにさまざまな登壇の機会をいただいています。そのような機会を通じて、今後も自分の経験をベースに人事とマーケティングの相似性について語っていきたいと思います。

石戸　本日は、ありがとうございました。
   

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