キャリアアップにあたって、絶対に間違ってはいけない「人脈」の活用法

人材エージェントは臆せずフル活用しよう

次に２つ目の、「自分自身の市場でのプレゼンス（存在価値）」です。
キャリアプランとしての「外部ネットワーク」のもうひとつの意味として、自分自身を市場（転職マーケット）の中でアピールするための媒介、という役割も見つけることができます。

プレゼンスを高めるというのは、メディアに出演することやセミナーなどで登壇するという「露出」を直接的に意味するものではありません。それも副次的には転職やキャリアを具現化していく上で大きなサポートになりますが、まずは誰にも可能で、特に重要な外部エージェントの活用について確認しておきましょう。

このコラムでも「運」という言葉に触れていますが、この「運」に巡り会う機会を増やすにはたくさんの情報が自分に届くよう、外部との接触の機会を増やすことと、自分自身がそのような機会を欲しているんだということを外部へ知らせておく必要があります。

人材エージェントは、これらの機会を増やすために欠かせない外部ネットワークのパートナーのひとつです。自分自身で増やせる「転機と運」と言ってもいいでしょう。エージェントの活用についての詳細は次回の説明に譲り、ここではその種類と特徴をまとめておきます。
 

●日系エージェント

リクルート系（リクルートエージェント、リクルートキャリアリクルートエグゼクティブ）やenエージェント、ビズリーチなどは、日系企業を多くクライアントに持っており、関連する転職情報を紹介してくれます。詳細な職務経歴書を準備した上で、それぞれのサイトから必要情報を登録して、まずは担当者とコネクションをつくりましょう。
 

●外資エージェント 

非常に多くの企業があるため個別名は挙げませんが、主に外資の企業をクライアントに持つエージェントです。現時点で外資の経験がなくとも、必要なビジネス英語のスキルがあって、少しでも興味があるのであれば臆することなく登録をお勧めします。英文でのレジュメを用意した上で、まずは担当者との面談をセットしてもらい、しっかりと意向を伝えて自身の「分身」として活動してもらいましょう。
 

●LinkedIn

転職に限ったものではありませんが、外部ネットワークを広げることのできる、キャリアに特化したソーシャルネットワークです。英語でのコミュニケーションが中心とはなりますが、業種・業界を問わずさまざまなプロフェッショナルと直接つながれる重要なツールです。ここでの登録情報は特に外資の人材エージェントが常にチェックしているため、転職やキャリアの情報を入手できることも多いです。




次回は、上記で紹介したエージェントの具体的な活用方法や、転職活動・面接などのノウハウについて紹介していきたいと思います。
 

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