マーケティングアジェンダ2023 #05

「マーケテイングアジェンダ2023」開幕 トップマーケターが沖縄に集結、テーマは「アイデアの発見」

 

アイデアの発見を考える参加型キーノート


 日本最高峰のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ2023」(主催:ナノベーション)が5月24日、沖縄県・読谷村(ロイヤルホテル沖縄残波岬)で幕を開け、会場は熱狂に包まれた。

 初日のオープニングキーノートは「顧客を動かすアイデア発見を考える。」というテーマで、ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)足立光氏、木村グローバルマーケティング 代表/アルダ CMOの木村幸広氏、小林製薬 執行役員 CDOの石戸亮氏がスピーカーとして登壇し、note noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦氏がモデレーターを務めた。

 本セッションでは、2023年のマーケティングアジェンダのテーマである「アイデアの発見」を軸に、前半で登壇者が三者三様の過去のインプットや経験を話し、後半では会場の参加者がどのようにアイデアを発見し、普段の業務に活かしているかを議論した。


オープニングキーノートに登壇した(左から)徳力氏、木村氏、石戸氏、足立氏

 2日目のキーノートでは、「毎日の生活をアップデートするアイデア創生の技術~常識の盲点に着目し、幾多の困難を乗り越えた3年間~」をテーマに、Preferred Robotics 代表取締役CEOの礒部達氏、Preferred Networks / SVP 最高マーケティング責任者の富永朋信氏が登壇した。

 生活のある一点からアイデアを発想し、「すべての人にロボットを。」というPreferred Roboticsのビジョンをもとに誕生したのが、AI技術を搭載して人の指示で家具を動かす家庭用自律移動ロボット「カチャカ」だ。セッションではステージ上でデモを行い、参加者に臨場感を届けた。
 

躍進するスシローと目覚ましい成長を遂げるI-neに迫る


 3日目も見どころが満載の公式セッションが行われる。「スシロー躍進を支える戦略はどうつくられたのか?」というテーマで、スピーカーにスシローを展開するFOOD & LIFE COMPANIES 代表取締役社長CEO 水留浩一氏、モデレーターにファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)足立光氏が登壇する。

 また、「YOLUの大ヒットを生み出した『I-ne流アイデアの育て方』とは?~BOTANISTのヒットをまぐれで終わらせない、仕組みと文化づくりに迫る~」というテーマで、スピーカーにI-ne 代表取締役社長の大西洋平氏、モデレーターに日本アイ・ビー・エム 執行役員 マーケティング&広報 成長戦略推進の風口悦子氏が登壇する。

 創業以来37年連続増収、全国に610店舗以上、47都道府県すべてに出店し、国内の回転寿司市場でトップを走るスシローと、ドラッグストア市場でのシリーズ別売上シェアでは国内1位(2023年3月時点・I-ne 調べ)と、目覚ましい成長を遂げているI-neのアイデア創出に迫るセッションが予定されている。


世界遺産である座喜味城跡(沖縄・読谷村)にて行われた初日のネットワーキングパーティーの様子

  今回のマーケティングアジェンダのテーマは、「アイデアの発見」になる。これまでのマーケティングアジェンダでは、「So what?」や「人間理解」、「パーパス」、「ブランド価値」、「インサイト」など、その時々でマーケターが考えるべき議題をテーマとして掲げてきた。マーケティング戦略に基づき各種施策を最終的に消費者や企業はじめターゲットに届けて実現させていく上で、アイデアのクオリティによって大きな差が生まれる。そこで、キーノートや様々なネットワーキングを通じて、マーケターの頭の中にあるアイデアを成長させ、新しいアイデアを生み出していく思考方法を身につけることを目指し、議論をしていく。

マーケティングアジェンダ2023 公式サイトは、こちら

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