ダイレクトアジェンダ特別企画 #01

【超実践的】アスクル・オイシックス・バルクオム・ビームスのECリーダーが語るGoogle、Facebook 、LINE活用法

Instagram、LINE、Facebookは、どう活用している?

西井 次にソーシャル広告は、オイシックスやバルクオムは「○」がつきました。詳しく聞いていきましょう。

野口 特に力を入れているのはInstagram広告です。FacebookやTwitterが新規顧客獲得において有効な広告メディアではあることは間違いありませんが、お客さまがバルクオムを初めて知るタイミングに、きちんとブランドの世界観を伝えたいと考え、Instagramを選択しています。

 あと、私がいつも推すのがLINE広告です。バルクオムでは、LINEアドプラットフォームを使ってメッセンジャー型の広告を展開しています。タイムラインに流れてきた質問に回答していただく形で会話を行い、会話の内容によっておすすめ商品を紹介したり、定期購入をお勧めしたりします。会話の内容次第では、お客さまのパラメータが取得できるので、その後の会員登録の際、フォームに入力する項目が減るというメリットもあります。

西井 なるほど。一方、ソーシャル広告をやってないLOHACO、ビームスの話を聞いてみましょう。LOHACOは、Facebookが「△」で、他は「×」、ビームスはすべて「×」。方針がはっきり分かれますね。

輿水 Facebookはリマーケティング広告を活用しています。ソーシャル広告は活用こそすれ、他の広告手段と比較すると現状はパフォーマンスで勝てないんですよね。

矢嶋 ビームスも同様です。スポットでは活用していますが、定常的に実施しているほかの手段のほうがパフォーマンスが良いので、現状はソーシャル広告には注力しきれていません。

西井 アフィリエイト広告についても聞いてみましょう。ここ数年のトレンドで、気づくことがあれば聞かせてください。矢嶋さんは僕と同様、2002年頃からECの世界にいて、長年アフィリエイトをやっていると思いますが、注力具合は「△」なんですね。

矢嶋 ファッション関連のブログを書く方は、それを仕事としている方が中心です。もう少しプライベート寄りで情報発信する方は、「インフルエンサー」という形でソーシャルのほうにいく。インフルエンサーによる情報拡散は「PR」と捉えているので、そこに費用をかけるのはどうなのかと…ちょっと疑問があります。ビームスには、店頭で日々お客さまと触れているスタッフがいるので、そこを最大限に活用することから始めたいと思っています。

輿水 LOHACOは、アフィリエイトと相性がいいと感じています。周りから聞く話では、最近はLINEショッピングが伸びている様子。新規顧客獲得に有効なので、積極的に活用しています。

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