EUROPE TOUR2019ツアーレポート #02
GDPR施行の欧州訪問で感じた、自社でデータを持つことの重要性【ツアーレポート】
欧州エグゼクティブの話には、一貫性があった
【最後に】
今回のヨーロッパツアーでは、濃密な時間を過ごすことができました。例えるならば、企業訪問先で聞く話は、海外カンファレンスのキーノートレベルと言えるでしょうか。その上で、ほぼ時間に制限なく質疑応答の時間が設けられているため(全ての企業で質疑応答が1時間ほど可能でした)消化不良になることなく、納得がいくまで自身の中に落とし込めることが大きな魅力でした。
今回、訪問した企業はブランド、コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル、ソリューションベンダー、メディアなど様々でしたが、世の中の潮流はつながっていると強く実感しました。面白いことに、エグゼクティブの話には、一貫性があるのです。
- ユーザーの声をしっかり聞いて『信用』に何よりも重きをおき、トランスフォーメーションしていくこと。
- 自社でデータを収集・保持できるシステムを持つことの重要性。
日本は欧州に比べて、データの扱い方は、法律もユーザーの認識も遅れていると言われていますが、今後ヨーロッパのように規制がかかる日も来る可能性があります。その時、どのようにして信用性のあるデータを入手できるのか。また、GoogleやFacebookの戦略が変化した時、適応できる企業なのか。
時代に合わせて「トランスフォーメーション」していくことの重要性を改めて気づかされたツアーでした。
ナノベーションは、今後も今回のような企業訪問を中心にした視察ツアーに加えて、SXSWやCESなど海外カンファレンスへの視察ツアーを実施予定です。ご希望があれば、訪問先のアレンジも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
■ナノベーションのツアー
http://nanovation-jp.com/
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