MOBILE CREATIVE AWARDSponsored

「MOBILE CREATIVE AWARD」グランプリは、日本コカ・コーラ「ファンタ坂学園」(企画制作:博報堂)

応募総数248点の中から受賞作品が決定


 Instagram上で投稿された広告クリエイティブの手法やアイデア、成果などを表彰する「MOBILE CREATIVE AWARD」の受賞作品が29日発表された。グランプリには、日本コカ・コーラの「ファンタ坂学園」(企画制作:博報堂)、準グランプリには、資生堂ジャパンの「MAJOLICA MAJORCA×ゆうこす 若者メイク実態調査」(企画制作:サイバーエージェント)が選ばれた。

 日本コカ・コーラ「ファンタ坂学園」は、架空の学園生活の様子を発信するアカウントをInstagramに開設。平日の学校時間に等身大の高校生がファンタのボトルでふざけあって遊んでいる様子を学生自身が仲間内で撮影したような距離感のストリーズ動画や広告を中心に発信し、つくりこまれた広告然としたクリエイティブではなく、親しい仲良しグループの日常の投稿を見ているような投稿で「スキマ時間」にアプローチすることを狙った。

 「MOBILE CREATIVE AWARD」のチェアマンを務めた博報堂 グローバル統合ソリューション局長の木村健太郎氏は、「学園生活の設定、アテンションの取り方、変顔ボトルへの落とし込み、ストーリーズや他のSNSへの連動に至るまで、オーガニックな投稿風な演出が細部にまで徹底されている。その成果が数字にも表れている」と評価。

 また、同じくチェアマンのI&CO レイ・イナモト氏は、「ただお店の中だけの見え方でなく、デジタルメディアにどう見えるか考えられたボトルデザイン。学園という若者のシーンに絞ってマーケティングをしつつマスにも伝わる表現。ユーザーが参加できる設定。今回、見た作品の中で一番インテグレートされた作品で、『今』の時代によくあったマーケティングだと思う」と話した。
 

 準グランプリの資生堂ジャパンの「MAJOLICA MAJORCA×ゆうこす 若者メイク実態調査」は、若者が抱える「メイク悩み」の実態調査し、それらの結果をインフォグラフィックで分かりやすく紹介。話者として若者層から支持を集めるタレントのゆうこす(菅本裕子)を起用して、可視化された悩みへの共感が生まれるように心がけた。

 審査員のPARTY Creative Director/Founderの中村洋基氏は、「必然性のあるアプリ、キャスティング、訴求。インタラクションのギミックこそないものの、数字のエビデンスなどを使い、必要なターゲットに届けば『なんだ広告か』と思われるのではなく、前向きにアプリを使ってみたいと思わせる広告に昇華している」と話した。
 

 Facebookが全世界で提唱するクリエイティブメソッド「Instagram AD Sprint」の手法に則って作成された作品を対象に、正しくメソッドを活用して優れた成果を収めた作品を表彰するInstagram Sprint 賞は、フィットネススタジオのb-monster「誰だって、モンスターになりたい時がある。」変身篇(企画制作:電通デジタル、ピクト)が選ばれた。
 

 また、Instagramにおけるクリエイティブの価値向上に最も寄与した企業、組織、エージェンシーを表彰するBest Agency賞は、サイバーエージェントが選出。一作品の成果にとどまらないInstagram広告のクリエイティブに対する総合力から評価された。

 レイ・イナモト氏は、本アワードの総評として「モバイル・メディアというのは、まだまだマスではないかも知れません。ですが、モバイルだけにしか接点がないオーディエンスはたくさん色々なところに潜んでおり、今後モバイルがマスになる時代ももうすぐそこに来ているのではと感じる」と話した。

 「MOBILE CREATIVE AWARD」は、「Connect with People」(人とブランドとのつながりを深める)をテーマに、 Instagram上で投稿された広告クリエイティブの手法やアイデア、成果などを評価するアワード。2018年にスタートし、今年で2回目。主催はモバイルクリエイティブアワード実行委員会、オフィシャルスポンサーにInstagram、運営協力としてアジェンダノートが参画している。今年は応募総数248点の中から一次審査を経て11点のショートリストが選ばれていた。

参考:「MOBILE CREATIVE AWARD」応募総数248点から11点のショートリストが決定
「MOBILE CREATIVE AWARD」公式ページは、こちら

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